フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ開幕会見が9月30日、都内で行われ、吉田陽菜(はな、19=木下アカデミー)が今季のテーマに「ステップ」を掲げた。
シニア本格参戦1年目となった昨季はGPシリーズ上位6人によるファイナルで銅メダルを獲得し、世界選手権にも初出場と大きく飛躍。今季は1年半後に迫る26年ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック(五輪)のプレシーズンとなり「去年がホップで今年がステップ。来年がジャンプです」と思い描いた。
武器は大技トリプルアクセル(3回転半)。9月29日の近畿選手権フリーでも冒頭で降り、合計183・52点で制した。
今季のライバルには、同じく3回転半をプログラムに組み込むアンバー・グレン(24=米国)を挙げた。9月中旬のロンバルディア杯でショートプログラム(SP)、フリーでともに成功させて優勝した姿に「自分も挑戦し続ける勇気をもらいました」と感激。今季のGPシリーズで第2戦スケートカナダ(10月25〜27日)、第5戦フィンランド大会(11月15〜17日)に臨む19歳は、海外勢の演技にも刺激を受けながら、自身の“ステップ”へとつなげていく。
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