ブリヂストン、五輪ワールドワイドパートナー契約を継続せず。グローバルモータースポーツ活動に注力

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2024年10月02日 11:30  AUTOSPORT web

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スーパー耐久でコントロールタイヤを供給するブリヂストンのトランスポーター
 10月1日、ブリヂストンは2024年12月末をもって満了するオリンピック/パラリンピックのワールドワイドパートナー契約を継続しない方針を決定し、国際オリンピック委員会(IOC)と合意したと発表した。今後は「サステナブルなグローバルモータースポーツ活動に注力していく」としている。

 ブリヂストンは、2014年からオリンピックのワールドワイドパートナーとして、2018年からパラリンピックのワールドワイドパートナーとしてアスリートの挑戦をグローバルに支えるとともに、夏、冬のさまざまな大会を通じイベントを盛り上げ、世界中のお客様、パートナーとの絆を深めてきた。

 そんなオリンピック/パラリンピックのワールドワイドパートナー契約だが、2024年12月末で満了する契約を継続しない方針でIOCと合意された。ブリヂストンでは「約10年に渡る当社のワールドワイドパートナーとしてのグローバルな活動を支えていただいたIOCおよびIPCに感謝いたします」とした。

 今後については、「スポーツの力を信じ続ける姿勢は変わりません」とし、「ブリヂストンの原点であり、『タイヤ』という商品を通じてブリヂストンが自ら挑戦するスポーツであるサステナブルなグローバルモータースポーツ活動に注力していきます」とした。

 ブリヂストンは1997年〜2010年にF1に挑戦し、2023年にはふたたびF1の舞台に戻るべく次期タイヤサプライヤー選定にも参加していた。アメリカでは、長年ファイアストンブランドでインディカー・シリーズにタイヤを供給している。

 日本国内では、現在四輪ではスーパーGT、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup、全日本ジムカーナ等にタイヤを供給するほか、2023年からはENEOSスーパー耐久シリーズにコントロールタイヤを供給する。二輪ではロードレース世界耐久選手権や全日本ロードレースで活動を続けている。

 オリンピック/パラリンピックのワールドワイドパートナー契約については、9月26日にトヨタ自動車の豊田章男会長がトヨタイムズ内で継続しない方針を発表している。

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