エプソン販売は10月3日、家庭向けインクジェットプリンタ「Colorio」(カラリオ)シリーズに複合機の新モデルを発表、10月18日から順次販売を開始する。
新たに登場したのは、6色染料カラーの複合機「EP-887A」「EP-817A」「EP-717A」と、5色(染料4色+顔料1色)のエコタンク搭載モデル「EW-M757T」、4色染料カラーのはがきプリンタ「PF-81 EINEN」だ。
ピスタチオグリーンを採用した「EP-887A」シリーズ
4.3型のタッチパネル液晶を備えた6色染料カラーのA4複合機「EP-887A」シリーズは、従来の「EP-886A」シリーズの後継にあたり、ボディーカラーがホワイト/ブラック/レッドから、ピスタチオグリーン(EP-887AP)/ホワイト(EP-887AW)/ブラック(EP-887AB)に変更された。
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L判写真用紙の印刷スピードは約13秒、インクと用紙のコストは約24.8円と従来モデルを継承している。想定価格は3万円台後半の見込みだ。
ホワイトモデルの「EP-817A」
2.7型カラー液晶を備えたA4複合機「EP-817A」は、従来機「EP-816A」の後継モデルだ。L判写真用紙の印刷スピードは約13秒、インクと用紙のコストは約35円と従来モデルから変わらず、6色染料カラーの採用も同様だ。想定価格は3万円台前半となる。
ホワイトモデルの「EP-717A」
1.44型カラー液晶を備えた6色染料カラー採用のA4複合機「EP-717A」は、従来機「EP-716A」の後継モデルで、L判写真用紙の印刷スピードは約17秒、インクと用紙のコストは約35円と従来モデルを引き継ぐ。想定価格は2万円台中盤の見込みだ。
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エコタンク搭載モデル「EW-M757T」シリーズ
顔料と4色染料カラー採用のエコタンク搭載モデル「EW-M757T」は、2021年に発売された「EW-M754TW/TB」の後継モデルとなるA4複合機で、4.3型のタッチパネルや自動両面プリントなどの機能を引き継ぐ。想定価格は5万円台前半の見込みで、本シリーズのみ11月8日の発売予定だ。
カラーラインアップは「EP-887A」シリーズと同様、ピスタチオグリーン(EW-M757TP)/ホワイト(EW-M757TW)/ブラック(EW-M757TB)の3色を用意する。
A4モノクロ文書の印刷スピードは約12ipm(image per minute/1分あたりに印刷できる面の数)/インクコストは約1.5円(従来モデルは約1.3円)、A4カラー文書の印刷スピードは約9ipm/インクコストは約3.5円(従来モデルは約3円)となる。
判写真用紙の印刷スピードは約25秒で、インクと用紙のコストは約11.6円(従来モデルは10.6円)となっている。
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はがきプリンタの新モデル「PF-81 EINEN」
年賀状のプリントイメージを、原寸大で表示できる9型タッチパネルを備えたのが「PF-81 EINEN」だ。「PF-81」(PF-81-2024)の後継モデルで、製品名にあるEINEN(永年)は、毎年使える干支(えと)のデザインを収録していることにちなんだという。想定価格は6万円台中盤の見込みだ。
●定額サポートサービスの「カラリオスマイルPlus」もリニューアル
同社は、国内の個人向けプリンタの販売台数や年賀はがきの発行枚数が年々下がっていく環境下で、月額サブスクリプション「ReadyPrint」のテストマーケティングや、デジタルと紙を融合したサービス「StudyOne」など、さまざまな取り組みを行っている。
その中で、定額サポートサービスの「カラリオスマイルPlus」をリニューアルする。これまで別額(3000円)で行っていた初回セットアップの遠隔サポートサービスが追加されるもので、サポートのオペレーターとユーザーがPCやスマホの画面を共有しつつ案内も可能だという。
提供時期は11月8日の予定で、価格はエコタンク搭載モデルの全額サポート(修理料金の全額サポート)が8800円/半額サポート(修理料金の半額サポート)が5500円、カラリオシリーズは全額サポートが5500円/半額サポートが3300円となる。期間はいずれも5年間だ。
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「060」携帯電話番号に追加へ(写真:TBS NEWS DIG)218
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