各地で違う「エスカレーターの乗り方」 メーカー取扱説明書に“答え”がハッキリとあった…

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2024年10月03日 17:20  Sirabee

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Sirabee

(©ニュースサイトしらべぇ)

3日放送の『あさイチ』(NHK)にて、各地で違うエスカレーターの“ルール”を特集。「正しい乗り方」について紹介し、Xでも視聴者の反響を呼んでいる。

■エスカレーターの「片側空け」ルール

エスカレーターといえば、関西では左を、首都圏などそれ以外の地域では右側を開け、片側に並んで乗るのが一般的となっている。

これは、1960年代後半に、大阪の駅で「お急ぎの方のために」と片側を開けて乗るようアナウンスで呼びかけたのをきっかけに全国に広まり、習慣として30年ほど続いてきたという。

しかし、エスカレーターを歩いた際に転倒や転落といった事故が多発していることや、身体的にどちらか一方の手すりにしかつかまれない人がいること、子供と一緒に乗る際の危険性などもあり、現在では、鉄道各社などで両側に2列になって立ち止まって乗るよう呼びかけられている。

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■「2列乗り」条例が制定

埼玉県や愛知・名古屋市では条例によってエスカレーターに立ち止まって乗ることが定められており、名古屋市内の駅では、エスカレーターを歩く人や片側空けの列を感知すると、自動で「歩かないでください」「2列で立ち止まってご利用ください」と注意するアナウンスも流れるようになっている。

ただ、多くの人が「立ち止まって乗りたい」「危ない」と疑問を抱いているにもかかわらず、「後ろの人に怒られるかも」「圧力を感じる」といった理由から、現在もつい片側を開けて乗ってしまう状況に。番組でアンケートを募ったところ、1,700件を超える“モヤモヤ”が寄せられた。

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■メーカーの取扱説明書には…

そこで、番組ではエスカレーターを製造しているメーカーによる「取扱説明書」を入手。

そこには「エスカレーターは歩かずに利用してください」と明記されており、「エスカレーターで歩いたり走ったりすると他の利用者と接触し、転倒させるおそれがあります。特に混雑時の下りは将棋倒しになるおそれがあります」と注意も記されている。

近藤泰郎アナウンサーによると、エスカレーターは階段状になっているものの、「階段ではないんです。高さも幅も、建築基準法の階段の基準を満たしていないので、階段として使うといろいろつまずいたり、転びやすかったりする。歩くのには適していない」と説明している。

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■「怖くて立ち止まれない」の声も

Xでは、「エスカレーター歩くなら階段歩けば? といつも思っているし、2列で止まれた方が絶対に効率よい」「エスカレーターで歩く奴らほんと不愉快」「降り口でキャリーバッグが引っかかると将棋倒し寸前のことも。両側乗りはもちろん、一段開ける余裕は必要よ」といった声があがった。

一方で、「チッと舌打ちされたり、ど突かれたり、怒鳴られる可能性がとても高い! 怖くて立ち止まれないよ」「駅とかでは後ろから『チッ!』って舌打ちが聞こえたりするので左に寄っちゃうかな…どんな人がいるかわからないってのもあるし」「止まって乗ってたら後ろから来たおじさんに突き飛ばされたの一生忘れん」「下手したら怒鳴られ突き飛ばされるんじゃないか…みたいな不安があるから直せない」との意見も。

中には「幅の狭いエスカレーター造ればいいのに」「新設するエスカレーターは1列のみにしたほうが余計なトラブルを避けられそう」との提案も見受けられた。

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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)

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