中国系メーカーの照明が天井から落下、壊れ方にゾッとした 10分遅ければ恐ろしい大事故に…

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2024年10月04日 04:50  Sirabee

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Sirabee

(©ニュースサイトしらべぇ)

地球の長い歴史において、人類の発展に「明かり」(灯り)は不可欠な存在。現代に生きる我々はその恩恵を忘れがちだが、「自宅でいつでも明かりがつけられる」というのは、非常に恵まれた境遇である。

現在X上では、とあるメーカーの照明に見られる「複数の不穏な挙動」に、疑問の声が上がっているのをご存知だろうか。

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■一歩違っていたら大事故に…

ことの発端は「新しいもの好き」なBさんが、9月28日から投稿した一連のポスト。

最初の投稿には、天井から落下したと思しき照明とその破片、天井からぶら下がった照明パーツの一部の写った写真が添えられており、異常事態が起こっていると一目で分かる。

ポスト本文には「昨夜、急に大きな音がして部屋に行ってみると、SwitchBot LEDシーリングライトが本体ごと落下して破損していた。よく見ると、配線器具から外れたのではなく、本体のねじ止め7カ所が全て破損して、基盤ごと落下した模様」「10分前までその真下にいたので、ある意味不幸中の幸い」と、衝撃的な内容が綴られていた。

もしも移動するのが10分遅かったならば、大きな怪我に繋がっていただろう。

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■他のユーザーにも類似の事例が…

Bさんは続くポストにて、「2022年11月に購入したものだったので『5年保証』の期間内。しかしSwitchBotのサポートダイヤルに電話しても、1時間以上保留状態で繋がらない。『5年保証』も連絡が繋がらなければ意味なし」と、その後の対応について説明している。

これらの経緯を受け、X上では疑問を覚えるユーザーが続出。最初のポストは、投稿からわずか数日で1万件以上ものリポストを記録するほど大きな話題となっている。

また、Bさんが「同じような本体の落下事故がAmazonでも数件報告されていたので、これは結構やばい問題のような気がする」とも説明しているように、同メーカー製品の類似した事例を挙げるリプライも散見された。

そこで今回は、ポスト投稿主のBさん、および「SwitchBot」に詳しい話を聞いてみることに。すると、衝撃の舞台裏が明らかになったのだ…。

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■発見時の状況が恐ろしすぎる…

昨夜、急に大きな音がして部屋に行ってみると、SwitchBot LEDシーリングライトが本体ごと落下して破損していた。よく見ると、配線器具から外れたのではなく、本体のねじ止め7か所が全て破損して基盤ごと落下した模様。10分前までその真下にいたので、ある意味不幸中の幸い。(↓続きます) pic.twitter.com/P1CLXyKxAN

— ぶんじカンパニー (@bunji1818) September 28, 2024

LEDシーリングライトが落下したのは、9月28日の深夜0時ごろ。

当時の様子について、Bさんは「LEDシーリングライトが設置してある書斎から、寝室に移動しました。そしてベッドに横になって10分ぐらいすると、書斎の方から『ドンガラガッシャーーン!』という大きな音がしました。何ごとかと思い書斎へ向かうと、床には粉々になったシーリングライトがあり、とても驚きました」と、振り返る。

最初は「天井の固定具から外れた」と思ったBさんだが、天井の固定具にはパーツが固定されたままになっているのを発見。そこで初めて「シーリングライト自体が2つに割れてしまった」という事態に気がついたのだ。

その後の対応について、Bさんは「『こんなことがあり得るのか?』と、二重に驚きました」「少しだけ破片を片付けてから再びベッドに横になっていると、天井から基板が垂れ下がっていたのを思い出し、『通電していたら壊れた基板から発火して火事になるかも…』と不安になったので、再び起きて壁にあるライトのスイッチをオフにしました」と、説明している。

驚きの連続であまり寝られず、翌日は寝不足になってしまったそうだ。

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■メーカーに取材を打診すると…

後日、交換品をあてにするのでなく、家電用品店までシーリングライトを購入しに行ったBさん。

新しく購入した製品の「決め手」については「あり得ない状態の破損を見ていたので、二度と同じ経験をしたくないと思い、絶対に安全だと思われる、少し高価なパナソニックのシーリングライトを購入しました」とも説明している。

今回のポストに寄せられたリプライの中には、中国系メーカー・SwitchBotの品質に疑問を覚えるユーザーからの「やはり家電は大手日本メーカー製に限る」という旨の意見も散見された。

Bさんは「私と全く同じような落下事例の報告も複数あり、添付された写真の状況を見て『これは私だけの問題ではないな』と思いました」とも、語っている。

【SNS上におけるシーリングライト落下についてのご報告】平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。この度、SNS上にて報告されました弊社製品のシーリングライトが落下した件について、ユーザー様にはご心配をおかけした事を心よりお詫び申し上げます。…

— SwitchBot Japan(スイッチボット) (@SwitchBotJapan) September 29, 2024

これらの事態を受け、Bさんのポスト投稿の翌日には「SwitchBot Japan」Xアカウントが、「SNS上におけるシーリングライト落下についてのご報告」を題したポストを投稿。一連の報告に対する謝罪と、今後の対応方針に関する説明が行われた。

そこで、本件に関する踏み込んだ情報を入手すべく、SwitchBot社に取材を打診したが、「現時点で公表できる内容は既に報告済み(前出のXポスト)の内容が全てである」とのことで、回答は得られなかった。

同社の担当者は「調査結果が判明次第、速やかに皆様へ報告させて頂きますので、お待ち頂けますようお願い申し上げます」と、説明している。

「天井に取り付ける照明」の性質上、落下した場合は人の頭や顔に当たる可能性も高い。一刻も早い原因究明が待たれるばかりだ。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)

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