裏金事件「厳しい反省」=防災庁設置へ準備―自民衆院選公約案

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2024年10月04日 08:01  時事通信社

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時事通信社

自民党本部=東京都千代田区(EPA時事)
 自民党の衆院選公約案の全容が3日、判明した。派閥裏金事件を受け、「厳しい反省と強い倫理観の下で不断の政治改革、党改革に取り組む」と強調。石破茂首相(党総裁)が唱える「防災庁」設置への準備を進めることを掲げた。

 首相は3日、首相官邸で小野寺五典政調会長と会談し「政権が何を目指しているのか、しっかり伝える内容を心掛けてほしい」と指示した。自民党は4日の総務会に公約案を諮り、来週にも公表する予定だ。

 公約案は「ルールを守る」「暮らしを守る」「国を守り、国民を守る」「未来を守る」「地方を守る」「新たな時代を切り開く」の6本柱で構成する。

 政治改革では、先の通常国会で改正政治資金規正法が成立したことに触れ、「改革に終わりはない」と指摘。政策活動費の使途を監査する第三者機関の設置や、調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の使途公開に取り組むとした。

 防災庁設置の準備と並行して、内閣府防災担当の体制や司令塔機能を強化する方針を明記。「災害関連死ゼロを実現するよう、避難所の環境を劇的に改善する」とうたった。

 総裁選で首相が創設に言及したアジア版北大西洋条約機構(NATO)は明記しなかったものの、「地域の安全と安定を確保する取り組みを主導する」と主張。日米地位協定に関しては「あるべき姿を目指す」と記すにとどめた。

 経済分野では、電気・ガス料金、燃料費高騰対策を講じるとした。低所得者世帯を対象に「給付金による支援を講じる」と明記し、事業者などを含む総合的な対策に取り組むと訴えた。

 憲法改正に関しては、衆参両院憲法審査会で議論を深め、「改憲原案の国会発議を行い、国民投票を実施し、改憲を早期に実現する」と強調した。 

このニュースに関するつぶやき

  • 野党さんはいまだに裏金問題当事者なのに知らぬ存ぜぬなんだよね。支持層も野党の裏金はいい裏金と言わんばかりの言い訳ばかりだし。こいつらダメだわってホント思う。
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