山善、“煙が出にくい”焼肉グリルを改良 AC電源なくし利用シーン拡大図る

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2024年10月06日 08:31  ITmedia ビジネスオンライン

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XGRILL Portable(プレスリリースより引用、以下同)

●プロダクトInsights


【画像】煙が出にくい焼肉グリル「XGRILL Portable」(全3枚)


日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。


 山善は10月中旬から、減煙カセットガスグリル「XGRILL Portable」(参考価格9980円)を発売する。同商品は、山善の人気商品である減煙焼肉グリル「XGRILL」シリーズの第7弾だ。これまではリビングなど電源がある場所での使用に限られていたが、カセットボンベタイプに改良。庭やベランダ、キャンプなどのアウトドアでも使用可能となった。


 プレートの温度を均一にするため、熱が集中する中央部の火力を抑えた特殊バーナーを搭載。火が当たりにくい場所のプレートを薄くし、中央部分を厚くするなどの工夫を施したことで、プレート端部と中央部の温度差を少なくなった。これにより、どこで焼いても同じ焼き加減になる他、プレート中央部の熱し過ぎを抑え、発生する煙を約55%カット(同社電気式ホットプレートと比較)できる。


 同社が2020年から販売する「XGRILL」シリーズは、肉を焼いた際に出る煙を抑えた焼き肉グリル。同グリルでは効率良く油を下に落とすため、プレート裏面を立体的なXの形状にする「Xカット構造」を採用。プレート表面(焼き面)は曲線形状にし、たまった油を下に流しやすくすることで煙が出にくくなっている。


 コンパクトな設計と性能の高さから人気を集め、現在6アイテムを展開。シリーズ累計販売台数は約50万台(9月末時点)を突破した。



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