Copilotをスマホから使う方法 「Microsoft Copilot」と「Microsoft Edge」はどっちが良い?

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2024年10月07日 13:51  ITmedia PC USER

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ITmedia PC USER

App Storeで「Microsoft Copilot」アプリをインストールし起動(画像=左)。位置情報の許可や、サインインを済ましておけば、AIチャットの画面がすぐ開く(画像=右)

 Microsoftが提供している生成AI活用のアシスタントツール「Microsoft Copilot」(以下、Copiliot)は、Windows PCのデスクトップに統合された「Copilot in Windows」や、Edgeブラウザに統合された「Copilot in Edge」などの形で多くのユーザーが目にするものになった。


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 一方、Copilotは、PCだけでなく、スマートフォンからも利用できるツールだ。特に、外出先で情報を検索する際には、情報収集の効率が良く、画面サイズの限られるスマホとも相性が良いといえるだろう。


 スマホからCopilotを利用するならば、主に2つのアプリをチェックしておきたい。1つは「Microsoft Copilot」。もう1つは「Microsoft Edge」だ。どちらのアプリも、iOS/Androidに両対応しているが、本稿ではiPhone向けのiOS版アプリを例に、モバイルデバイスから利用する基本的な手順を紹介したい。


●「Microsoft Copilot」アプリ


 まずMicrosoft Copilotは、生成AIチャットツールがメインの用途になっているアプリだ。アプリを起動し、位置情報の利用などについて許諾をすると、すぐにAIアシスタントのチャット画面が開く。とにかくCopilotを使いたい人ならば、まずこちらの使用を検討すると良いだろう。


 なお、アプリの利用にMicrosoftアカウントでのサインインは必須ではないが、サインインをしておくことで、Copilotの履歴をデバイス間で共有できる。モバイルデバイスとPCとで、チャット履歴を共有させて情報検索の効率をアップするには、サインインしておいた方が良い。


 使用手順としては、Windows PCなどからCopilotを使うのと差はない。アプリ画面の下部に、プロンプトボックスが表示されるので、ここにプロンプト(生成AIに対する指示や質問)を入力して送信すれば、Copilotが回答を生成してくれる。会話のスタイルも「GPT-4 クリエイティブ」「高速 バランス」「GPT-4 厳密」の3つから選択可能だ。


 なお、新規チャットを生成するには、プロンプトボックスを選択していないときに、プロンプトボックスの左側に表示される青色の吹き出しをタップすればよい。


 スマホから利用する大きなメリットの1つとしては、プロンプトボックス内にあるカメラのアイコンをタップ、背面カメラを起動してさっと撮影できることが挙げられるだろう。例えば、道端に咲いている花を撮影して種類を聞くような使い方も考えられる。


●「Microsoft Edge」アプリからCopilotを使う


 続いて、Microsoft Edgeはご存じの通りWebブラウザ用途が中心になっているアプリだ。ただし、アプリ画面の下部中央にCopilotのアイコンが配置されており、これをタップすることで、Copilotの画面が起動する。こちらもMicrosoftアカウントでサインインしておくことで、チャット履歴を同期できる。


 Copilotの使い方自体について補足することはないが、使用感の違いとして押さえておきたいのは、情報源として表示された出典のリンクをタップしたときに、Edgeの新規タブとして開けることだ。


 もちろん、先述のMicrosoft Copilotアプリでも、リンク自体をタップして開くことはできるが、複数のWebサイトを比較しながらリサーチするような用途には適さない。それをするならば、デフォルトで設定しているブラウザ等でリンクを開くなどのひと手間が必要になる。


 一方、Microsoft Edgeアプリを使えば、生成されたテキストから、気になる情報の元となっているWebサイトを、直接Edgeアプリの中のタブとして開ける。作業を繰り返すことを考えると、操作時の手間を減らしつつ、複数開いておいたタブを切り替えながら一歩深いリサーチが行えるのは、メリットになるだろう。


 もちろん、こうした体験の違いも、クリティカルな差にはなるとは限らない。おのおので両アプリの使用感を確かめつつ、モバイルデバイスでどちらのアプリを使うか検討してみてほしい。



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