三菱地所は10月7日、名古屋市中区錦三丁目で推進している「(仮称)錦三丁目5番街区計画」の工事に着手したと発表した。竣工は2026年11月30日を予定している。同計画は「セントラルパークアネックス」と「桜錦ビル」跡地における、複合ビルの開発プロジェクト。エリアの都市機能強化を図る。
【画像】名古屋「セントラルパークアネックス」跡、再開発スタート
計画地は、中部電力のMIRAI TOWERや久屋大通公園が隣接する街区に位置する。複合ビルは地上13階、地下1階建てで、延床面積は約2万4123平方メートル。オフィスや商業施設、駐車場として活用する。
久屋大通公園に面する地上1階部分には、路面店舗を配置。ビルと公園のにぎわいを一体化し、エリアの魅力向上と活性化を図る。低層部には立体的な壁面緑化を施し、緑化景観や温かみのある歩行空間を創出する。
地下1階は、桜通線、名城線といった地下鉄の駅や地下街(セントラルパーク)と接続を予定している。地上1階にかけてエレベーターを建物内に整備し、地下鉄利用者の地上への動線を確保。利用者の利便性を高めることで、エリアにおける回遊性の向上を図る。
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ビル内に設置するオフィス向けのラウンジでは、床の仕上げに国産木材を使用。防災面では、非常用発電機および防災備蓄倉庫を整備。災害時においてもビル機能を維持し、大規模災害などで帰宅困難が発生した場合は、帰宅困難者の受け入れを行う。
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