秋雨のち秋晴れへ 3連休は広く行楽日和 寒暖差と新たな台風発生に注意

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2024年10月07日 18:08  日本気象協会

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日本気象協会

秋雨のち秋晴れへ 3連休は広く行楽日和 寒暖差と新たな台風発生に注意

今週の天気ポイントは「秋雨のち秋晴れへ」。今日7日(月)夕方、富士山には笠雲と吊るし雲が出現、これは天気下り坂のサインです。明日8日(火)は広く雨で関東などヒンヤリ。10日(木)頃から秋晴れが続き、3連休は行楽日和に。夏日続出となるため寒暖差に気をつけましょう。太平洋側の沿岸部では、新たに発生する台風の動向にも注意が必要です。



●笠雲・吊るし雲出現 天気下り坂のサイン


今日7日(月)夕方、富士山には笠雲と吊るし雲が出現しました。吊るし雲や笠雲は、上空に湿った空気が流れ込んでいるときに発生するため、つるし雲が見えると天気が下り坂に向かうことが多いといわれます。

今日7日(月)は、秋雨前線に伴う雨雲が日本海側を中心にかかり、地震や大雨があった能登半島など北陸も本降りの雨となりました。明日8日(火)は前線が次第に南下するため、、太平洋側を中心に本降りの雨となりそうです。


●8日(火) 太平洋側で本降りの雨


明日8日(火)は、秋雨前線が東日本や西日本の南に南下し停滞する見込みです。昼頃までは広く雨が降りますが、午後は次第に止む見込みです。ただ、前線に近い東海や関東甲信を中心に本降りとなるでしょう。大気の状態が不安定なため落雷や突風に注意が必要です。

また、関東は北東の冷たい風が吹き、朝よりも日中の方が気温が低くなるでしょう。東京都心も明日8日(火)の最高気温は未明に観測され、朝には20℃を下回り、夜9時には15℃くらいまで下がりそうです。長袖+羽織る物が必須となりそうです。今日7日(月)との気温差が大きくなるため、体調管理にご注意下さい。


●3連休は半袖日和 来週も気温は高い予想


今週前半は秋雨の影響でどんより・ヒンヤリとなりますが、秋晴れとなる12日(土)からの3連休は、日中は汗ばむ陽気となるでしょう。関東以西では昼間は半袖で過ごせる陽気ですが、朝晩は15℃前後で羽織る物が必須です。重ね着でうまく調節しましょう。

また、気象庁は今日7日、「高温に関する早期天候情報」も発表しました。これは、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。

全国的に13日(日)頃から、「かなりの高温」が予想されています。関東などでは9日(水)頃まで平年より気温の低い状態が続くため、寒暖差が大きくなりそうです。体調管理にご注意下さい。


●新たな台風発生へ


気象庁は今日7日(月)午前9時、小笠原近海の熱帯低気圧について、「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しました。

今後は日本の東の海上を北上する見込みです。列島に大きな影響はない見込みですが、沿岸部ではうねりが入るため注意が必要です。

10月の平均発生数は3.4個と、一年の中では4番目に多くなっています。10月もまだ本格的な台風シーズンです。今後も動向に注意が必要です。



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