Aぇ! group正門良規、登山家役で“オリンピック級”体作り「日に日にでかくなっている」共演者驚き【Touching the Void タッチング・ザ・ヴォイド 〜虚空に触れて〜】

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2024年10月09日 04:04  モデルプレス

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爽やかな汗をきらりと輝かせた正門良規(C)モデルプレス
【モデルプレス=2024/10/09】Aぇ! groupの正門良規が8日、東京・渋谷のPARCO劇場で行われた主演を務めるパルコ・プロデュース 2024『Touching the Void タッチング・ザ・ヴォイド 〜虚空に触れて〜』のプレスコール及び開幕前会見に、共演の古川琴音、田中亨、浅利陽介、演出のトム・モリスとともに出席。登山家役で体作りに励んでいることを明かした。

【写真】“標高約6,400m”の山を登る正門良規

◆正門良規主演「Touching the Void タッチング・ザ・ヴォイド 〜虚空に触れて〜」

本作の主人公である登山家、ジョー・シンプソン本人が1988年に執筆した小説『Touching the Void』(邦題「死のクレバス」)。サイモン・イェーツとともに、ペルーのアンデス山脈にある標高約6,400mのシウラ・グランデ山に登頂した際に、実際に起こった壮絶な遭難事故の回想録。ジョーがいかに困難を乗り越えて生還を果たしたかを描いたこの本は、登山家たちの間だけでなく多くの人々の心に響きベストセラーとなり、15年後の2003年には映画化もされ(邦題『運命を分けたザイル』)、同年の英国アカデミー賞で最優秀英国作品賞を受賞した。

このベストセラー本をもとに、スコットランドの劇作家・演出家であるデイヴィッド・グレッグが脚色し、2018年にイギリス劇場、ブリストル・オールド・ヴィックにて、当時芸術監督を務めていたトム・モリスによる演出で初演。今回トム自身が来日し、オリジナル版の演出で日本人キャストとのクリエーションが実現。俳優たちにとっては、肉体的にも精神的にも非常に負荷のかかるチャレンジングな演出。映画やドラマとは違う、演劇だからこそ体感できる生身の俳優の力と舞台空間の圧倒的なパワーに期待が高まる。

◆正門良規、登山家役で“オリンピック級”体作り「日に日にでかくなっている」

主人公、ジョー・シンプソンを演じる正門は、本作がCDデビュー後初舞台。2022年上演の『ヴィンセント・イン・ブリクストン』で海外戯曲は経験済みだが、海外演出家とのタッグは今回が初となる。プレスコールを終え、開幕直前での心境を聞かれると「ついに初日が来たかと感じて、ワクワクドキドキしています。さっきも(共演者と)話していましたけど、今日の夕方はどうなっているのかなと。4人にしてはやることが非常に多いのですが、その分感動とエネルギーのつまった作品になっていますので、これから観ていただく方には期待をして劇場に足を運んでいただけたら嬉しい」とコメント。

古川は「一刻も早く皆さんに観ていただきたい。今すぐ舞台を降りてお客さんとして観たいというシーンがたくさんあって、自分自身がそう思える舞台に出演できていることが幸せで感無量」と早くも感激をあらわに。田中は「鬼のように段取りが多くて、ひとつひとつが危険なので、慎重に丁寧にやっていきたいと思っています。舞台でこんなことやっていいの?ということが盛りだくさんな気がしていて、お客さんに早く観ていただきたいですし、反応が今から楽しみ」とこれまでにないスケールの舞台に期待。アンデス山脈にかけて舞台上の山を“アンディー”と呼んでいるというカンパニーだが、浅利は「2人(正門と田中)がアンディーに登りますけど、そのおかげですごく良いお芝居ができている」と称賛し、「近年稀に見るくらい大変な仕事に携わったという実感がございます(笑)。標高約6,400mの高い山の上にお客様を連れて行けたら」と意気込んだ。

登山やロッククライミングの経験について問われた正門は「番組ロケで一度、3人4脚で六甲山を登った経験があります。だからこの人たち(舞台の役)並みにクレイジーなことはやっているんです(笑)」と笑わせながら、「ただアルパインスタイルという2人1組になるような本格的な登山はやったことがなかったので、本当に勉強の日々でしたが、監修の方が一から丁寧に作品のことや山について教えてくださって、昨日その方がゲネプロをご覧になってくださったんですけど、すごく興奮したテンションで『よかったよ!』と言っていただけたので、ひとつクリアできたかなと自信を持っています」と笑顔。

登山家役ということで体作りにも励んだようで、「各々やっていることもあれば、稽古終わりにピラティスやヒートトレーニングの時間があって、稽古自体が結構特殊な工程でした」と振り返り、「なんなら今日も朝イチでやりました!」とアピール。個人では「ジムに行っていました」と語ると、浅利は肩周りを指しながら「どんどんでかくなっていって。日に日にでかくなっている」と正門の体の成長に驚きを見せていた。ここでトムが「ヨシ(正門)とトオル(田中)にとってはオリンピックのような体になっています。ハーフタイムでは汗だくになっています。こんな稽古は他にない」と明かせば、正門は「ない、ない。さっきちょっとやっただけでも汗だく」といい、額には爽やかな汗がきらり。

最後に正門は「無事この日を迎えられたということで、まずは安全第一で、観客もスタッフさんも僕らも、全員が楽しむということが本当に大事。1公演1公演丁寧に積み重ねていくのを大事にしていきたいなと思います。小説が原作であったり、映像化されていたり、ファンが多い作品だと思っているんですけど、僕は一番舞台でやる意味があるというか、皆さんに体感してもらってやっと届く感動があると思っていますので、ぜひ生でこの作品を感じていただけたら」と呼びかけた。

『Touching the Void タッチング・ザ・ヴォイド 〜虚空に触れて〜』は10月8日〜11月4日までPARCO劇場(10月8日〜11日はプレビュー公演)、11月10日〜11月17日まで京都劇場にて上演される。(modelpress編集部)

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