ネットで買ったウズラの卵を17日間、温めたら…驚きの結果に「打率にびっくり!」「すごい…驚異の孵化率」

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2024年10月09日 11:30  ORICON NEWS

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宅急便で届いた30個のウズラの卵たち。17日後には…!?
 Amazonで購入した30個のウズラの卵を孵化させた動画に反響があり、「すごい…驚異の孵化率」「amazon卵中々の打率でびっくり!」など、その孵化率の高さに驚く声が多数寄せられている。投稿者はウズラ飼育歴5年以上のうさうず(@usauzu)さん。ウズラのエキスパートがネットの卵を購入したワケと、ウズラの魅力について話を聞いた。

【画像】生後1日、Amazon卵から生まれた19匹のウズラきょうだい

■飼っているウズラたちの高齢化が進み…違う血統を新たに育てる挑戦へ

――動画『Amazonで買ったうずらの卵を温めた結果…』に反響があり、孵化率の高さに驚く声が多数寄せられています。最終的に30個の卵は、何個孵化したんでしょうか?

「今回、生まれてきたのは19羽でした。そして、残念ながら生まれなかった残りの卵を割ってみたところ、8個の卵が成長していて有精卵だったことが確認できました。30個中、27個が有精卵という高確率に改めて驚きました! ちなみに孵化しなかった卵(中止卵)にも色々理由があり、先天的な理由のほか、逆子や温度の変化、今回は先に孵化したヒナ達が多く、暴れ回っていたのも生まれることができなかった原因かとも思いました」

――この他の動画で、“スーパーのウズラの卵は40個を温めて1羽が孵化した”とありましたが、今回の卵との違いは…

「スーパーで売られている卵は、親鳥が雌雄判別されているので無精卵がほとんどですが、今回購入した卵は“有精卵”として販売されていて、オスとメスが一緒に暮らしている場所の卵という所が違う点だと思います。なぜスーパーの卵に有精卵が混ざるのかというと、ウズラという鳥は雛の雌雄判別がニワトリに比べ難しいらしく、ごく稀にオスが混ざって一緒に成長してしまうことから、スーパーで売られている卵にも有精卵が混ざることがたまーにあるという感じみたいです」

――知りませんでした…! では、うさうずさんの人気動画『スーパーの卵から生まれたウズラの飼育』は、奇跡的に生まれたウズラの子だったんですね。それにしても、現在も多くのウズラを飼育されていると思いますが、今回、Amazonで卵を購入し孵化させようと思ったのはなぜでしょうか。

「孵化させ大事に育ててきたウズラ達も高齢化が進み、5年前、最初に孵化させた子たちが徐々に亡くなってしまいました。その後、産んでくれている卵から新たに孵化させようとも思ったのですが、近親交配になりすぎると奇形の子が生まれてきてしまうリスクが増すという事を聞き躊躇していました」

――そうだったんですね…。

「そんな中、視聴者さんにAmazonで売られている卵の孵化率がすごかったというお話を聞き、違う血統のウズラを増やそうと思い今回孵化に挑戦しました。DIYで作ったウズラ小屋も数が増えた場合を想定して広めに作っていたので、30個全部孵化した場合でも育てられると思い準備もしました」

■鳴き声が想像の10倍くらい大きく、匂いや野生動物対策も必要

――孵化の様子を収めた動画には「ふわふわヨチヨチで可愛すぎる!」「今後の成長をずっと見たい!」といった声も寄せられていました。孵化の見どころ、視聴者にぜひ観てほしいシーンはありますか。

「やはり命の神秘だったり、小さい鳥ですがその力強い成長を是非ご覧いただきたいです。生まれてすぐに立ち上がって誰に教えてもらったわけでもなく自分でエサを食べる。成長はとても早く、卵を温め17日で孵化し、メスのウズラはそこから2ヵ月経たずに新たに卵を産むようになったりします。ウズラの卵は有名ですが、どんな鳥かあまりよくわからない方も多いと思います。是非、お子様と一緒に見ていただけたら嬉しいです」

――ウズラ飼育の魅力についてお聞かせください。

「ウズラの飼育は生まれるところから立ち会い、愛情をかけ育てられるところが1番の魅力だと思います。育ててみると、懐いてくれる子もいて、歩くとついてきてくれたりとても可愛い鳥です。そして、卵もたくさん産んでくれるので収穫してありがたくいただいています。味玉作ったり燻製にしたり、新鮮な卵を食べられるのもウズラ飼育の魅力だったりもします」

――可愛いだけでなく、そんなメリットも(笑)!

「そうですね(笑)。もちろん飼育していると大変な事もたくさんあります。雛の成長速度が早く、すぐに飼育設備が狭くなってしまうので、その都度新しい設備にアップデートしないといけなかったり、鳴き声が想像の10倍くらい大きかったり…匂いや野生動物対策なども考えないといけないかと思います。ウズラ飼育の情報は少なくて、その後のことを調べずに孵化させた方から、飼いきれずに相談されることもたくさんあります。自由研究感覚で孵化し、育てられずに里親サイトに掲載されるウズラも多いです」

――うさうずさんのチャンネルで飼育方法だけでなく、注意喚起の投稿が多いのはそのような背景があったんですね…。

「できるだけこのような事が少なくなれば、と願っています。私自身は、最近も新しい挑戦をしていて、ウズラの飲み水を濾過するため炭を焼いてみたり、ウズラのフンを肥料に野菜を育てたりしています。ウズラを育てはじめた事によって、知識や経験が増え自分の田舎暮らしが豊かになっていると日々感じています。興味のある方は、ぜひチャンネルを見ていただけると嬉しいです」


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