吉沢亮主演映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』深い余韻を残すテーマソングMV解禁

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2024年10月10日 10:00  ORICON NEWS

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映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(公開中) (C)五十嵐大/幻冬舎 (C)2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会 
 先日発表された「第16回TAMA映画賞」特別賞受賞(呉美保監督及びスタッフ・キャスト一同に対して)、そして、吉沢亮の最優秀男優賞受賞が決定した映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(公開中)より、呉監督が歌詞を担当したテーマソング「letters」のミュージックビデオ(MV)が解禁となった。

【動画】テーマソング「letters」MV

 本作は、耳のきこえない両親の元で育った、きこえる息子・五十嵐大(吉沢)の心の軌跡を描いた物語。解禁となったMVは、呉監督自身が本作の映像から編集し制作した特別版。テーマソングの優しい旋律とともに、主人公・大の幼児期から4歳の大(畠山桃吏)、9歳の大(加藤庵次)が母・明子と父・陽介の愛情に包まれて育つ日々を映し出す。

 そして、反抗期をむかえた中学生時代、故郷から旅立つ20歳、東京での生活の戸惑いと成長を吉沢が繊細に演じていく。母から届いた箱の中には、たくさんの食料と「大ちゃんへ」と書かれた封筒、その中にはいくつになっても子どもを心配する母の言葉が――。「Just hoping that everything will be alright(あなたの人生が、うまくいくことを願っています)」繰り返される「letters」の歌詞と本編シーンが相まって、より深い余韻を残すMVとなっている。

 歌っているのは、高校時代に結成したユニット・BEAT MONSTERやソロでも活動している下川恭平。2015年公開された呉監督『きみはいい子』に、当時小学4年生で児童のひとり(大熊くん)を好演、俳優としても活躍している。本作にも主人公・大とろう者の友達が飲み会を開く居酒屋の店員として出演している。本作のショート予告、本予告のナレーションも務めた。

 9月20日より全国85館(9月13日より宮城県9館先行公開を含む)で公開された本作は、先行公開より23日目となる10月4日に興行収入1億円(1億85万3640円)を突破。海外での上映も続々決定している。

 今月17日〜11月10日に香港で開催される「香港アジアン映画祭(Hong Kong Asian Film Festival)」にて本作を含む呉監督作品の特集上映も決定した。カンヌ国際映画祭、ベネチア国際映画祭、ベルリン国際映画祭、釜山国際映画祭などで上映された100本に近いアジア映画を上映する映画祭で、才能豊かな監督作品の紹介、新鋭監督の発掘などに力を入れている。呉監督特集では、『酒井家のしあわせ』(06年)、『オカンの嫁入り』(10年)、『そこのみにて光輝く』(14年)、『きみはいい子』(15年)、『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(24年)が上映される。監督も映画祭に初参加し、トークイベントも予定されている。


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