1億円以上お金がある人に聞いてみた!お金の価値観はどうやって身に付いた?

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2024年10月10日 11:31  All About

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資産1億円以上を持つマネー賢者たちに、資産運用にまつわる様々なテーマでお話を聞き、知見や体験を語っていただきます。今回は50代で金融資産1億円を達成したミックさん(57歳)に、お金の価値観はどのように形成されたのかについてお聞きしました。
資産1億円以上を持つマネー賢者たちに、資産運用にまつわる様々なテーマでお話を聞き、知見や体験を語っていただきます。

今回お話をお聞きしたのは、金融資産1億6000万円を保有するミックさん(57歳)。億り人であるミックさんのお金の価値観は、どのようにして育まれたのでしょうか。

お金に関心をもったきっけは、学生時代のアルバイト

資産1億6000万円を保有するミックさん(57歳)

――50代で1億円を達成されたミックさんですが、お金の価値観はどのように形成されたのでしょうか。

ミックさん:私の父は、経営者でした。しかし、経営者といっても“昭和のサラリーマン”のように働き詰めだったので、母は専業主婦として私を育ててくれました。ですので、特にお金の使い方やお金に関する教育を受けたことがありませんでしたね。

お金に興味をもつようになったのは高校生のときで、アルバイトを始めてからです。大学生のときもアルバイトで稼いだお金で好きなものを買ったり、スキーに行ったりしていました。アルバイトをしたことで、働けばお金が手に入り、自分の好きなものが買えたり、やりたいことができるということを学びましたね。

好きなことは一生懸命になれるし、資産づくりのベースにもなる

――働くことによって、少しずつお金の価値観が形成されていったということでしょうか。

ミックさん:そうですね。あと、“自分の給料以上の仕事をしない人は、その分しか報酬を得られない”とよく言われますが、その通りだと思います。

私の場合、20代後半から40歳くらいまでの間は、仕事がとても楽しく、給料も結構上がりました。その時は、1000万円以上稼ぎたいとか、給料を上げたいとか、思っていたわけではなく、ただ仕事が楽しかったから一生懸命やっていただけなのです。

しかしその後、40歳を過ぎたあたりでメンタルが落ち込み、仕事が嫌になってしまいました。それ以降は年収もほぼ上がらず……。今振り返ってみると、あの時は仕事が好きになれず、一生懸命になれなかったので、給料も上がらなかったのではないかと思います。

ですので、やっぱり好きなことを一生懸命にやることが重要ですね。資産のベースになる給料や収入を増やすことにもつながりますので。

――好きなことをコツコツと一生懸命にやったことで、年収もどんどん上がっていったわけですね。こうしてお話をお聞きしていると、実際に働くことを通してミックさんの価値観ができあがっていったのがよくわかります。

※本記事は、公式YouTubeチャンネル「All About マネー」で連載している『億り人たちに訊く!〜匿名で語る億の裏側〜』の内容を一部編集してお届けしています。

文:鈴木 さや子(ファイナンシャルプランナー)

2008年にFP2級・AFP、2011年にCFPを取得し、FPとして独立開業。女性の幸せな人生を応援すべく、家計管理や教育費、子どものマネー&キャリア教育をテーマに、多数のセミナー講演や執筆等で活躍中。
(文:鈴木 さや子(ファイナンシャルプランナー))

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