「ヒルトン京都」、オープニングセレモニー開催 京都に初のフラッグジップブランド進出

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2024年10月10日 13:40  TRAICY

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ヒルトンと東京建物は、「ヒルトン京都」を9月12日に開業した。10月9日にはオープニングセレモニーを開き、開業を祝った。

建物は地下2階・地上9階建て。旧京都ロイヤルホテル&スパ跡地に建設された。「京都シナプス」をコンセプトに、伝統や革新、歴史、現代などの要素を表現した。総支配人にはヒルトン東京お台場やヒルトン福岡シーホークで総支配人を歴任したジェームス・マーフィー氏、総料理長にはヒルトンデッドシー・リゾート&スパで総料理長を務めたマリアンジェラ・ルッジェーロ氏が就任した。国内のヒルトンホテルで初の女性総料理長となる。

客室は40平方メートルのスタンダードルームから121平方メートルのスイートルームまで、16タイプ5カテゴリーの全313室で、このうち28組はコネクティングルームとなる。キングタイプはエキストラベッドを利用することで3名までの利用に対応する。京都の地図を表現したカーペットや伝統工芸の織物を基調としたデザインで、大きな窓や障子が和の空間を演出する。55インチのテレビ、独立式バスルーム、ネスプレッソを完備する。

館内には、エグゼクティブラウンジ、3つのトリートメントルームを備えた、国内初となるヒルトンのスパブランド「eforea SPA」、24時間アクセス可能なテクノジム製機器を備えたフィットネスセンター、全長約18メートルの屋内プール、宴会場・会議室、有料の駐車場と駐輪場を設置する。

8階と9階のエグゼクティブルームやスイートルームの宿泊者やヒルトン・オナーズのダイヤモンド会員は、9階のエグゼクティブラウンジでのチェックイン・チェックアウトに対応し、朝食、アフタヌーンティー、イブニングカクテルも楽しめる。

4つの料飲施設は、ビュッフェスタイルで京都の食材を取り入れた国際色豊かなメニューを用意するオールデイダイニング「Téori」、鮮魚のアクアパッツァをはじめとする地中海料理、近江牛のグリルや京鴨のスモークなどの肉料理、京野菜を活かしたメニューなどを提供するレストラン「7 EMBERS」、小川珈琲のブレンドや軽食、アフタヌーンティーも提供する「LATTICE LOUNGE」で用意する。ルーフトップバー「CLOUD NEST ROOFTOP BAR」では、オリジナルのピニャ・コラーダなどドリンクを提供する。

開業を記念して、2025年2月28日までに宿泊したヒルトン・オナーズ会員に、1滞在につきヒルトン・オナーズ・ポイント1,000ポイントをプレゼントする。

オープニングセレモニーには、東京建物の野村均代表取締役社長、京都市の松井孝治市長、ヒルトンのジョセフ・カイララ日本・韓国・ミクロネシア地区代表、ヒルトン京都のジェームス・マーフィー総支配人が出席し、挨拶した。

東京建物の野村均代表取締役は、「ヒルトンと初の共同事業となる。ヒルトン京都は記念すべきプロジェクトにふさわしい品質とサービスを提供するホテルで、利用者に最高の体験をお届けできるものと確信している。プロジェクトの新築工事着工当時はコロナ禍の真っ只中だったが、現在はコロナ禍も収束し、地域の方々のみならず、日本人、外国人を問わず、多くの観光客でで京都市内は賑いをみせており、今後さらなるホテル需要の増加や地域の発展が見込まれる。ホテルが位置する河原町三条は京都の中でも多くの飲食店等が軒を連ね、地域の方々や観光客で賑いを見せるエリア。ヒルトン京都が京都の新たなランドマークとして地域活性化のみならず、京都を訪れる観光客に古都京都ならではの情緒やおもてなしの心を感じていただけるホテルになれば」と挨拶した。

ヒルトンのジョセフ・カイララ日本・韓国・ミクロネシア地区代表は、「弊社のフラッグジップブランドを日本の文化都市、京都に初めてお届けできることを大変嬉しく思う。2021年に京都に参入し、過去3年間で4軒のホテルをオープンした。ヒルトン京都の開業は、世界中の旅行者が利用するこの美しい都市で継続的に拡大していくという、ヒルトンのコミットメントを表すもの。ラグジュアリーブランドからフォーカスサービスブランドの多様なポートフォリオに加わったことで、旅行者に幅広いオプションを提供できるようになった」と自信を示した。

ヒルトン京都のジェームス・マーフィー総支配人は、「私は若い時から日本に興味を持ち、日本語と日本の文化について37年間学んできた。1973年に京都を初めて訪れ、特にその時に受けた強い印象は今でもはっきり覚えている。街並みの美しさ、歴史、伝統、文化、デザイン、おもてなしに感動した。ヒルトン京都の総支配人として働いてほしいと言われた時、私はすぐにイエスと答えた。ヒルトンのフラッグシップブランドホテルが、素晴らしい歴史や文化があり、世界中の人々から愛される京都にオープンする。ヒルトン京都は特別な場所にできる、特別なホテルになると確信した。あの時京都で、私が感じた感動をこのホテルに来られるお客様にも味わっていただきたい。それこそが、我々のコンセプト「京都シナプス」の原点であり、織物というインテリアデザインテーマでそれらを表現した。1階のエレベーターホールの機織り機から、京都の様々な想い、歴史、伝統、文化、デザイン、おもてなしをロビーアートを通じて発信している。この美しいヒルトン京都を、世界に約8,000ホテルに展開するヒルトンブランドとして世に送り出すことを誇りに思う。61年間にわたり、日本で親しみやすく信頼されてきたヒルトンの精神を受け継ぎ、体現していく」と話した。

アクセスは京都駅から車で約15分、京都市営地下鉄東西線京都市役所前駅から徒歩で約2分。鴨川や錦市場、祇園へも徒歩圏内。

これによりヒルトンは、ROYU KYOTO, LXR Hotels&Resorts、ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸、ダブルツリーbyヒルトン京都東山、ダブルツリーbyヒルトン京都駅を合わせ、京都で5軒のホテルを展開することになる。

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