SUPER EIGHT、改名後初のアリーナツアー　発売10年「オモイダマ」で高校生吹奏楽部とコラボ

　5人組グループ・SUPER EIGHT（横山裕、村上信五、丸山隆平、安田章大、大倉忠義）が10日、横浜アリーナで『超アリーナツアー2024 SUPER EIGHT』神奈川公演を開催した。今年2月にSUPER EIGHTに改名し、新たなスタートを切って以降初全国アリーナツアーを実施。この日は約2時間の公演で約1万5000人を魅了した。

【写真】炎のなか、カッコよく登場したSUPER EIGHT

　ライブのテーマは、アルバムコンセプトでもある『SUPER EIGHT』＝『SUPER HERO』。改名後初のリリース、かつグループとしてはデビュー20周年を記念する作品でセルフタイトルアルバムでは「1000年後の未来から来た SUPER HERO」をテーマに制作されている。

　今回のツアーでは、随所に未来感を演出。もちろんエネルギッシュなバンド楽曲から大人の魅力あふれるダンス曲、5人の歌声が引き立つバラードなど、20年のときを重ねた現在だからこそ成立するバラエティー豊かな楽曲たち全25曲（アンコール3曲）をパフォーマンスした。

　中盤には10年前にABCテレビ・テレビ朝日系『熱闘甲子園』のテーマソングとして起用された「オモイダマ」を、各会場で学生とブラスバンドバージョンでコラボレーション。駒澤大学高校の吹奏楽部37人をステージに呼び込み、壮大なメロディーとともに厚みと優しさがよりいっそう増した楽曲の世界観に引き込んだ。

　安田は最後のあいさつで「『感謝している』や『ありがとう』を上回る言葉なんてないんちゃうかなって日々考えているんですけど一個見つけたんです。『ありがとう』『感謝してる』。それを上回る感謝の気持ちはたった五文字『あいしてる』ってことです。何回も言えば言うほど陳腐な言葉になってしまう『ありがとう』や『感謝』という言葉を『あいしてる』という思いを込めていうなり、『あいしてる』で返すなり、僕らはそれを体現してきました。これからも『ありがとう』と感謝を『あいしてる』という言葉で返し続けたいと思います」と決意表明。

　続けて「これからも音楽を一緒に奏でている上で、ここに来てくれているあなたたち、そしてきょう入れなかったあなたたち。一人ひとり“あなた”は、まぎれもなくSUPER EIGHTの一員、メンバーのひとりです。だから一員である証をしっかりと持って、一緒にこの先も旅したい」と呼びかけた。

　8月からスタートしたアリーナツアーは6会場16公演、17万1000人。同会場では3日間6公演４万人を動員する。ツアー間には、自身初のひたちなかでの『ROCK IN JAPAN FESTIVAL2024』出演や、KAMIGATA BOYZとして大阪・ヤンマースタジアム長居で2公演を決行。デビュー20周年を迎え、アリーナ、野外スタジアム、そしてこの冬にはドーム公演を予定するなど、多くの人を巻き込み、魅了しながらアニバーサリー・イヤーを駆け抜ける。