空港の荷物受け取り、中年男女の行動に乗客がブチ切れ 「迷惑すぎる」とネット上で物議

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2024年10月11日 04:50  Sirabee

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Sirabee

(©ニュースサイトしらべぇ)

言うまでもない話だが、公共の場で大切なのは「利用しているのは自分だけではない」という考え方。自分本位な身勝手な振る舞いは、他者のスペースを侵害したり、時間を奪うことに繋がってしまう。

以前X上では、日本国内の空港で目撃された振る舞いが、物議を醸していたのをご存知だろうか。

■空港で遭遇した信じられない光景

今回注目したいのは、Xユーザー・ここたんさんが投稿した一連のポスト。

「鬼のようにカール密輸してるやつのせいで荷物全然出てこなくて、笑うしかない」と意味深な1文の綴られた投稿には、空港の手荷物受取所にて撮影したと思しき写真が添えられている。

そして、写真の中央には「カールおじさん」が印字された段ボールが、もはや「大量」という表現すら生温いレベルでカートに積み上げられた様子が確認できたのだ。

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■ネット上でネタにされる「密輸」とは?

『カール』といえば、1968年(昭和43年)より、明治が発売した大人気スナック菓子。まだ「スナック菓子」という概念が根付いていなかった日本に彗星の如く現れた、革命的なお菓子である。

スタンダードな「チーズあじ」を筆頭に大きな人気を博したが、2017年には東日本での販売を終了。そのため現在『カール』を入手するには、西日本エリアの店から購入するのが最も有効な手立てである。

X上では、新大阪駅内にある売店のお土産コーナーに大量の『カール』が並んでいる光景を受け、しばしば「(関西から関東への)密輸品」という表現でネタにされてきた。

そのため今回の光景も、そうした「密輸」の一環と思われる。なお、ポスト投稿主・ここたんさんに当時の現場の様子を聞くと、もはや「地獄」のような状況だったようだ…。

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■現地の空気、想像しただけで地獄すぎる

鬼のようにカール密輸してるやつのせいで荷物全然出てこなくて笑うしかない pic.twitter.com/XxbUMTwAZw

— ここたん (@koko_derememo) September 28, 2024

ここたんさんがこちらの光景に遭遇したのは、9月28日の22時ごろ。人によっては、帰宅時間や交通手段が不安になってくる時間帯である。

しかし、ベルトコンベアに自身のスーツケースは見つからず、出てくるのは大量の段ボールばかり…。その数はなんと50箱ほどで、40〜50代に見える中年の男女が運び出していたという。

当時の様子について、ここたんさんは「『どれだけ出てくるの?』『いい加減にしろよ…』といった声が聞こえ出し、途中からザワザワし始めました」と振り返る。

ここたんさん自身は乗車予定の列車まで時間に余裕があったそうだが、「終バスや終電が近い人もいるのではないかと思いました。どちらにしろ、早く荷物を受け取って帰りたい…という気持ちが強かったと思います」と、他の利用者の気持ちを代弁していた。

なお、他の利用客だけでなく、空港の係員もその様子を呆れたような目で見ていたという。

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■じつはJALの「手荷物」ルールは…

件のポストは、投稿からわずか数日足らずで2万件ものリポストを叩き出すほど大きな話題に。

他のXユーザーからは「転売ヤーの方でしょうか…?」「いくつかの箱はダミーで、本当に危険物入ってそう」「この後の輸送手段が気になる」「発送してもらえば良いのに…」「流石にこの量は、他の乗客に迷惑」といった具合に、驚き半分、呆れ半分な声が多数寄せられていた。

なお、JAL(日本航空)では預かる手荷物の「個数」制限は設けておらず、1人当たり20kg(ファーストクラス利用は45kg)までが無料。重さを超過した場合、超過料金を支払うシステムとなっている。

元が軽量の「スナック菓子」が大量に持参されたため、今回のケースはこちらのシステムが「悪い意味」で噛み合ってしまったと言える。今後、類似した事例が散見された場合、航空会社側は何らかの対策を講じるのだろうか。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
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