元東北楽天ゴールデンイーグルス監督の田尾安志氏が、自身のYouTubeチャンネル『TAO CHANNEL』を更新。楽天・今江年晶監督の退任を決めた球団に怒りをあらわにした。
■今江監督が退任へ
今江監督退任確実のニュースに田尾氏は「これはまたやっちゃったかと。非常に残念なニュース」と語る。
今シーズン、イーグルスが交流戦で優勝し、シーズンもクライマックスシリーズ争いをしながらの4位だったことを評価したうえで「そんな監督を1年でまたクビにするのかと。残念で仕方がないですね」と嘆く。
自身も「3年契約でありながら、1年で解雇された」と告白し、球団創設から20年のなかで、6人の監督が1年で首を切られていることを紹介した。
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■「野球人として納得がいかない」
田尾氏はその後、三木谷浩史オーナーの球団経営に苦言を呈したうえで、「監督という立場の人間を、こうも簡単に代えてしまうのかという。 これが僕は野球人として納得がいかない」と憤る。
続けて「ゴールデンイーグルスは本当に応援したいなという気持ちは強いんですよ」と前置きしたうえで「なんとか良いチームになってもらいたいと、 そういう気持ちでずっと見てきましたけれども、20年経って、やってることが1年目とあまり変わらない」と指摘。
さらに「ちょっと過激かもしれませんけれども、 もう親会社は変わってくれないかなと。そういう気持ちになってしまいますよね」とコメントした。
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■「応援しにくい球団に…」
その後も球団に苦言を呈した田尾氏は「今江という人間は魅力があるので、そういう人間が使い捨てにされるのは、納得がいかない」と持論を展開。
そして「イーグルスはこれからも続くんでしょうけれども、なんかどんどん応援しにくい球団になっていく。そこがつらいですね。ファンの人たちのことも考えると、本当になんとかならないのかな」とコメントした。
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■1年での交代は6人目
最後に「僕の気持ちは、なんとか良いチームを作ってもらいたい。その気持ちは変わらずにあります。そういう点からすると、今回の1年での退任 、これはまた違う方向へ行ってしまったな。そういうような気持ちになりました。残念で仕方がありません 」と嘆いた。
2004年にスタートした東北楽天ゴールデンイーグルス。これまで10人の監督が名を連ねており、そのうち田尾氏、マーティ・ブラウン氏、平石洋介氏、三木肇現2軍監督、デーブ大久保氏に続き、6人目となった。
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■今江監督の退任に田尾氏が怒り
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)