【バレー】サントリー高橋藍 ストレート負けもリーグの顔へ決意新た「盛り上げられる1人に」

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2024年10月11日 23:04  日刊スポーツ

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サントリー対大阪B 大阪Bにストレート負けを喫したサントリー高橋藍(撮影・たえ見朱実)

<大同生命SVリーグ:サントリー0−3大阪B>◇11日◇東京体育館



バレーボール新トップリーグ「大同生命SVリーグ」は11日、東京体育館で開幕し、昨季Vリーグ覇者のサントリーサンバーズ大阪が、同2位の大阪ブルテオン(旧パナソニック)に0−3で敗れた。


サントリーの高橋藍(24)は、敗北にもすがすがしい表情を浮かべていた。「このようなすてきな舞台を用意していただいたことが非常にうれしい」。春高バレーなどが行われ“聖地”と呼ばれる東京体育館が、国内リーグの一戦で満員のファンで膨れ上がった。


3季間のイタリアリーグを経て、新たな挑戦の場所を30年までの世界最高峰リーグ実現を目指す「SVリーグ」に定めた。「日本のバレーボールに対する注目度が非常に高いものだと改めて感じられた。正直、イタリアを超えるリーグにできると思ってる。盛り上げるためにも、しっかりとその選手の1人にならなければならない」。コートからの壮観な眺めに、“顔”への自覚はより一層深まった。


当然、満足してるわけではない。パリ五輪代表としてともに戦った西田と、ネットを挟んで対峙(たいじ)。相手エースが両軍最多21得点を挙げたのに対し、アタック成功率36%の6得点にとどまった。守備では好レシーブを見せたが「完成度の差が見られた」と反省。14日に大阪で行われる直接対決へ「さらに強くなって戻ってきたい」と気持ちを切り替えた。


目標は初代王者だが、個人では「僕は1点にこだわっていきたい」と掲げる。攻守の要として出場し、72年ミュンヘン五輪以来52年ぶりの金メダルを目指したパリ五輪。準々決勝で強豪イタリアをセットカウント2−0と追い詰めながらも、最後の1点が奪えず、3セット連続で奪われて屈した。「『1点を』というシチュエーションがリーグの中でも出てくると思うし、そういう場面で取れる選手になっていかないといけないっていう思いを常に意識として持ちながらやっていく」。SVリーグで、誰よりも1点を突き詰め抜く。

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