ゼブラ(東京都新宿区)は、書いている文字が見えやすいシャープペン「リント」を10月28日に発売する。ノックすると先端のパイプが2倍以上長くなる「リントシステム」を搭載し、書いている文字の視認範囲が従来品の1.5倍広くなった。
●先端のパイプを長くするシャープペン
従来のシャープペンは、先端パイプの長さや形状によって書いている文字が隠れてしまうことがあった。
ゼブラは書いている文字の見えやすさは「美しい書き姿」につながるのではと考え、リントを開発。パイプを長くすることで文字が見えやすく、のぞき込まなくても書けるようになった。
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リントシステムにより、1回ノックすると先端のパイプがスライドして出てきて、長さが2倍以上になる。これにより同社史上最もパイプが長いシャープペンとなり、従来品と比較して書いている文字の視認範囲が1.5倍に広がった。
また持ち運び時にパイプが折れたり曲がったりすることがないよう、使用していない時はパイプを収納できる「パイプスライド式」とした。
●デザインの特徴
ペン先はパイプに向かって細くなる形状とし、文字が隠れる範囲を極力減らした。持つ部分は先端に向かって少しずつ太くし、長時間使用しても指の位置が下がりにくく、文字が見えやすい位置をキープしやすくした。
ペン先は光の反射を抑えられるよう、ダークカラーのマット仕上げに。ボディカラーは落ち着いたトーンを採用した。
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開発のきっかけは、社内でパイプの長さが違うシャープペンを書き比べた際、「パイプが短いシャープペンでは体を傾けて書く人が多い」と気付いたことから。
ゼブラの調査では、日常的に自宅・学校以外のカフェなど周囲の人から見られる環境で勉強をしている学生は54%にのぼり、自宅・学校だけで勉強する学生に比べて「美しい書き姿」で書ける商品コンセプトに対して高い評価をつけた。その結果からも書いている文字が見えやすいシャープペンのニーズがあると考え、開発を進めたという。
リントの芯径は0.3と0.5ミリの2種で、価格はともに495円。0.3ミリ軸のカラーはリントラベンダー、エアリーブルー、ミントグリーン、ナイトネイビー、ホワイト。0.5ミリ軸のカラーはリントラベンダー、スカイブルー、ホワイト、ビリジアン、ブラック。
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渋谷ツタヤ改装 大きく様変わり(写真:Business Journal)32
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