「ミック・シューマッハーはザウバー/アウディの候補のひとり」ビノットが交渉を認める

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2024年10月15日 08:00  AUTOSPORT web

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ミック・シューマッハー(メルセデスF1リザーブドライバー)
 キック・ザウバーのCOOおよびCTOマッティア・ビノットは、2025年のレースドライバー候補にミック・シューマッハーが含まれていると語った。2026年からアウディとしてF1に参戦するザウバーは、すでにニコ・ヒュルケンベルグと契約を結んでおり、そのチームメイトについて検討している。

 ザウバー/アウディの候補として有力なのは、現在のレースドライバーであるバルテリ・ボッタスと、FIA F2で現在ランキング首位のマクラーレンの育成ドライバー、ガブリエル・ボルトレートであると考えられてきた。

 しかしビノットは、ミック・シューマッハーも候補のひとりであると認め、時間をかけて結論を出すと語った。

「他のチームはすべてドライバーを確定しているため、我々は急ぐ必要がなく、余裕がある」とビノットは、イタリアの『Corriere della Sera』紙に対して語った。

「重要な選択肢はふたつだ。ひとつは、我々を成長の道に導いてくれる経験あるドライバー。もうひとつは、トップへの道を共に歩んでくれる若くて才能のあるドライバーだ」

 ビノットは、フェラーリでF1チーム代表を務めていたため、かつてフェラーリの育成プログラムのメンバーだったミック・シューマッハーのことはよく知っている。シューマッハーについて尋ねられたビノットは、彼を候補のひとりとして考えていると答えた。

「彼について評価を行っているのは間違いない。私は彼と会って話をした。彼はフェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバーだったため、昔からよく知っている」

「彼の長所と利点が何か、分かっているのだ。我々が検討している名前のなかに、彼は含まれている」

 シューマッハーは、2021年と2022年にハースからF1に参戦した後、レースシートを失い、現在はメルセデスF1チームのリザーブドライバーを務めている。今年はWECにアルピーヌから参戦しているが、2025年に向けてアルピーヌのF1シートをつかむことはできなかった。

 一方、ビノットは、アウディのF1プロジェクトについて、トップに立つまでには長い時間がかかることを覚悟していると語った。

「他のチームはトップに立つまでに何年もかかっている。(ジャン・)トッドがマラネロに加入したのは1993年で、その後、最初にコンストラクターズタイトルを獲得したのは1999年だった。メルセデスも同じだ。5年から7年はかかるだろう。2030年には(トップで)戦えるようになると期待している」

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