水前寺清子、60周年記念新曲発表会で涙ぐむ 北島三郎らから祝福メッセージも

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2024年10月15日 18:59  日刊スポーツ

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イベントで笑顔を見せる水前寺清子(撮影・たえ見朱実)

水前寺清子(79)が15日、都内で「水前寺清子バースデー&デビュー60周年記念新曲発表」を開催した。9日に誕生日を迎えた水前寺は、1964年(昭39)のこの日に19歳で「涙を抱いた渡り鳥」でデビューした。まさに60年の節目の日だった。


当時の女性歌手ではめずらしく、着流し姿で歌い注目された。デビュー翌年にはNHK紅白歌合戦に初出場し、以後、22年連続22回出場。紅組の司会を4回務めた。ミリオンヒットを記録した「三百六十五歩のマーチ」や、「いっぽんどっこの唄」「ありがとうの唄」など、数々のヒット曲を飛ばした。


女優としても活躍し、TBS系ドラマ「ありがとう」に主演。民放のドラマ史上最高視聴率の56・3%を記録した。


デビュー曲を歌いながら、水前寺が会場に登場すると、長年のファン約100人から「チータ!」の大声援が起こった。


続いて、三山ひろし、純烈、鳥羽一郎、瀬川瑛子、美川憲一、北島三郎ら同じレコード会社の歌仲間から祝福のビデオメッセージが披露された。三山は「前歌をさせていただいて、凜(りん)として歌っている姿を見ると、見習わなければと思います」。美川は「お互いしぶとく頑張りましょう」と、美川らしいメッセージを送った。


先輩の北島は「あなたも私もこの道を歩くしかないんです。この道1本で来たんだから、1本で行きなさい」とエールを送った。


ビデオメッセージの後のは、後輩・大江裕(34)がケーキとともに登場して、誕生日と記念日を祝した。


水前寺は「私みたいな幸せな歌手はいません。(恩師の作詞家)星野哲郎先生と(ファンの)みなさんのおかげです」と何度も繰り返した。


この日発売のデビュー60周年記念アルバム「援歌(えんか)の神髄〜男のいのち」の収録曲で新曲「男のいのち」は、星野氏の遺作で、「ありがとうの歌」も手がけた叶弦大氏が作曲した。


水前寺はかつて「脊椎管狭窄(きょうさく)症」を患い、今も腰の調子が良くない。さらにこの日は微熱があり、いすに座ったままで歌唱した。「すみません。年を取るとダメですね」と観客に謝罪した。


かつてのヒット曲の数々も披露した。「涙を抱いた渡り鳥」では、大江とデュエットした。最初はか細い声だったが、観客の大声援を後押しに、徐々に声も出て『完走』した。


水前寺は「これかも元気なチータらしく、チータと呼んでもらえるように頑張るしかありません」と誓っていた。【笹森文彦】

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