カニエ・ウェストが、元アシスタントだった女性に薬物入りのドリンクを飲ませ、性的暴行を加えたとして訴えられた。女性は意識がぼんやりし、その夜に何が起こったかを覚えていなかったが、数年後にカニエから真実を告げられたという。訴状では、カニエの妻ビアンカ・センソリが夫の蛮行に加担していたことや、カニエがビアンカの母と性的な関係を望んでいると伝えたことなどを主張している。
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カニエ・ウェスト(47)の元アシスタントだったローレン・ピシオッタさん(36)は今年6月、カニエを相手取り訴訟を起こした。訴状でローレンさんは、カニエから性的メールやビデオが送られた後、解雇されたと主張していた。
カニエはこの主張を「根拠がない」と否定し、答弁書は提出していないが、彼女を「恐喝している」と非難した。
現在のローレンさんは、成人向けコンテンツを含むサブスクリプションサービス「オンリーファンズ(OnlyFans)」のモデルやインフルエンサーとして活動している。
そのローレンさんが、カニエに対する訴訟に新たな主張を加えたことを、米メディア『TMZ』が現地時間15日に報じた。
法的文書によると、ローレンさんはカニエとショーン・コムズ(54)のパーティに招待された際、薬物入りのドリンクを飲まされ、性的暴行を受けたと主張している。
“ディディ”の愛称で知られる米ラッパーのショーンは、9月に性的人身売買などの容疑で逮捕され、恐喝と性的人身売買、売春目的での移送容疑で起訴された。逮捕されて以来、レオナルド・ディカプリオやジャスティン・ビーバーなど、多くのセレブや著名人との過去の交友関係が注目されている。
当時、レコードレーベルに勤務していたローレンさんは、カニエとショーンがサンタモニカで行った共同スタジオセッションに招待された。会場に到着すると、ドリンクが提供され「この場所にいたければ、全員飲まなければいけない」とアナウンスが流れたそうだ。
そしてカニエの指示により、スタジオアシスタントが注いだドリンクを数口飲むと、ローレンさんの意識がぼんやりし始めた。翌日に目覚めると、スタジオセッションでの出来事を全く覚えておらず、「大きな屈辱と恥ずかしさを感じた」という。
ローレンさんは何年もの間、その夜には何も起こらなかったと思っていたが、カニエに2021年から2022年に雇われていた間に真実を告げられた。
カニエは、スタジオセッションの夜を思い出しながら「俺達は一度だけヤッたことがある」と口にしたそうだ。
カニエは2022年12月、自身が展開するブランド「Yeezy」で建築デザイナーを務めていたビアンカ・センソリ(29)と結婚した。
この3か月前となる9月、カニエはビアンカの携帯電話にテキストメッセージを送り、彼女の母親と性的関係を持ちたいと伝えたという。
カニエは会話のスクリーンショットをローレンさんに送りつけ、「ビアンカが見ている前で行為をしたいと付け加えるべきか?」と過激な言葉を添えたそうだ。
このようなカニエの行動について、ローレンさんは「計画的でサディスティックなグルーマー」と表現しており、名声と地位を利用することで「境界線のほとんどない動物的欲望を満たしていた」と述べた。
さらに訴状では、ビアンカがカニエの乱交パーティのコーディネーターとして、夫の歪んだ性的ファンタジーに積極的に関わっていたと主張している。
カニエは自身のオフィスを性的な目的で使用し、スタッフや客たちと頻繁に性行為を行っていたという。ビアンカは夫のために個室やクローゼットに寝具を用意することが頻繁にあったそうだ。
このほかにも、カニエが「アディダス」や「GAP」など企業のコネを利用して女性たちに就労ビザを取得すると、性交渉のために彼女らを米国に連れて来て、友人や同僚に“ギフト”として提供したとも記されている。
画像2枚目は『laurenpisciotta Instagram』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)