2025年7月11日全米公開予定の『Superman(原題)』に、スーパーマンの愛犬クリプト・ザ・スーパードッグが登場することが分かった。監督のジェームズ・ガンがインスタグラムで発表した。
脚本も手掛けたジェームズ・ガンは、今作のクリプトのキャラクターが自身の愛犬オズから生み出されたものだと明かしている。脚本を書き始めたころ、ガン宅にやってきたというオズ。ジェームズ・ガンに引き取られる前は、多頭飼育崩壊の環境下で60頭の犬と生活していた。人と触れる機会もなかったようで、「控えめに言っても問題児」だったという。
「家も、靴も、家具も壊された。なんと、私のノートパソコンまで食べた。触れさせてくれるようになるまで、長い時間がかかった。『あぁ…もしオズがスーパーパワーを持っていたら、どんなに大変な生活を送ることになるだろうか』と思ったのを覚えている」とふり返った。
そしてその思いを脚本に落とし込み、誕生したのが今作のクリプトだ。アメリカで「シェルター犬を迎えよう月間」の今月、ジェームズ・ガン監督はクリプトを紹介する最高のタイミングだと思ったそう。映画の中のクリプトは「あまりいい子じゃない」というが、「いまのオズは、かなり頻繁に、とてもいい子なんだ」と近況を伝えている。
ファンは「すでにクリプトのファンになった!」「クリプトも大好き。オズも大好き。動物大好き!」「『スーパーマン』を観なくてはならない理由が増えた!」「ジェームズ、ありがとう」などの声を寄せている。
(賀来比呂美)