トライアンフ、新型スピードツイン900を発表。倒立フォークを採用し、2025年1月以降に発売予定

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2024年10月17日 09:00  AUTOSPORT web

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トライアンフ新型『スピードツイン900』
 10月15日、トライアンフモーターサイクルズジャパンは、『SPEED TWIN 900(スピードツイン900)』の新モデルを、2025年1月以降に発売する予定だと発表した。

『スピードツイン900』は、899cc並列2気筒エンジンを搭載し、現代の装備とクラシカルな見た目を兼ね備えたモデルだ。今回発表された2025年モデルには、シャシーを含めた幅広いアップグレードが施された。

 今モデルのなかで特に目を引くのが、マルゾッキ製の倒立フロントフォーク。従前モデルは正立フロントフォークにフォークブーツの組み合わせだったが、今回の倒立フロントフォークの採用に合わせてガード類はスポーツスタイルのマッドガードとフォークプロテクターが装備された。

 リヤサスペンションもマルゾッキ製で、プリロード調整機能付きのピギーバック式ユニットとなっている。これらの新しい前後サスペンションと、より軽量、高剛性になった新しいアルミ製スイングアームの組み合わせにより、今まで以上にレスポンスの良い、キレのあるハンドリングを実現した。

 また、デザインの面でも多数のアップデートを実施。よりスポーティーになった燃料タンクからのラインは、彫りの深いサイドパネルと、スロットルボディカバーへと滑らかにつながるデザインとなっており、意匠の統一感を生み出している。

 そのすぐ下に配置されるエンジンにもデザイン性をもたせ、現代の水冷式では少なくなってきた冷却フィンをあえて採用することで、このバイクのコンセプトにマッチするクラシカルな雰囲気を演出する。ほかにも、短くスポーティーになったサイレンサー、艶やかに磨かれたエンドキャップ、新しいアルミニウム製燃料キャップや、よりシンプルなデザインのヒールガードとフットペグなど、隅々までデザインへのこだわりが反映されたモデルとなっている。

 また、現代ならではの装備も多数採用された。制御の面では“ロード”と“レイン”の2種類のライディングモードを備え、最適化されたコーナリングABSとトラクションコントロールが作動する。

 新型ディスプレイは、回転数、速度、ギヤポジションを表示する大型で明るいLCDディスプレイと、走行モードなどの追加情報をライダーに提供する統合型TFTディスプレイを装備。

 このディスプレイは、グリップヒーターや、ターンバイターン・ナビゲーションを実現するBluetooth接続モジュールとも接続され、携帯電話での通話や、音楽を表示および制御する機能も備えている。さらに、クルーズコントロールもアクセサリーとして利用できるようになり、側面にはモバイル機器の充電に便利なUSB-Cソケットを搭載するなど、至れり尽くせりの仕様だ。

 また、スピードツイン900には、オーナーが求める自分自身のためのカスタムを提供できるよう、グリップヒーターやワックスコットンパニアなどの実用的な装備からスタイリングパーツに至るまで、120種類以上の純正オプションが用意される。

 カラーは3色展開で、価格はカラーによって異なり、『アルミニウムシルバー』が119万9000円(税込)、『ファントムブラック』と『ピュアホワイト』が123万4000円(税込)となる。取り扱いは全国のトライアンフ正規販売店にて、2025年1月からの発売予定だ。

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