高橋克典 舞台「応天の門」製作会見で意外な不安「僕は不器用なので時間がかかる」

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2024年10月17日 13:16  日刊スポーツ

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舞台「応天の門」で在原業平を演じる高橋克典

俳優高橋克典(59)が17日、都内で、舞台「応天の門」製作発表会見に、主演の佐藤流司(29)、花總まり(51)と出席した。


同作は、雑誌「コミックバンチkai」で連載中の漫画家灰原薬さんによる同名漫画が原作。脚本は桑原裕子さん、演出は青木豪さんが担当。平安京を舞台に巻き起こる怪奇事件を解き明かすクライムサスペンスで、佐藤は菅原道真、高橋は在原業平、花總は遊技場の女主人・昭姫を演じる。


演じる在原業平について、SNSではハマリ役と盛り上がっている。「原作を読んで、なるほどなと思っています」と感想を述べた。「風流人なので、僕としては久しぶりの女性がらみだったり、反面、検非違使(けびいし)という顔もある。どっちを見てもかっこよくて、くすぐったくもあるけど、その辺のバランスをうまくできたらと思います」と話した。


「サラリーマン金太郎」「特命係長只野仁」の経験から「考えてみれば、僕は2.5次元の走り」とし、「なんとなく雰囲気を醸し、原作ファンの気持ちも裏切らないようにやってきている」と胸を張った。


主演の佐藤とは初共演だが、「今回、若い方は初めての方も多く、何を話したら良いのかなと…」と不安を口にした。「今の若い方は器用で何でもできるけど、僕は不器用なので時間がかかる。そこが心配」とベテランらしからぬ心配を話した。


これを聞いた花總は、「2人の話しを聞いて稽古が楽しみ」とし、「流司君はガチガチで、高橋さんは不器用って。これが最終日にどうなっているのかが楽しみです」とほほ笑んだ。


高橋は「原作の世界観がすてき」とし、「風流という数式では答えを出せない世界の空気をまとい、皆さんと一緒に平安を旅できるような、そして、人間らしい右往左往できるような空間を作れればと思います」とアピールした。


同作は東京・明治座で12月4日に初日を迎え、22日まで上演される。

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