12年前の雪辱期す=立憲民主党・野田佳彦代表【党首奮戦記】

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2024年10月17日 14:01  時事通信社

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時事通信社

街頭演説後、集まった有権者と交流する立憲民主党の野田佳彦代表=16日午後、新潟県新発田市
 「裏、裏、裏の自民党政治に決別しよう」。衆院選公示日の15日、自民派閥裏金事件に関係した相手候補の選挙区を飛び回り、声を張り上げた。自身の手による衆院解散・総選挙で旧民主党政権が幕を閉じてから約12年。その後、「自民1強」の状況に甘んじてきたが、裏金事件への有権者の怒りを肌で感じ、「政権交代こそ最大の政治改革」と訴える。

 地元千葉の金権政治に触れた経験から、政治改革への思いはひときわ強い。保守的な政治信条から、党内では保守・中道層の新たな取り込みに期待も高まる。

 一方、9月の党代表選を制して表舞台に返り咲いてまだ1カ月。共産党などとの「野党共闘」は崩れ、小選挙区の候補者調整は思うように進まなかった。立民の候補者は237人と衆院定数の過半数に達したが、政権交代の実現には心もとない。

 「政権を渡し、1回水に落ちた。崖に爪を立て、はい上がっていくつもりだ」。衆院選への決意を「背水の陣」ではなく「水中の陣」と語る。政治家人生を懸けた大勝負が始まった。 

このニュースに関するつぶやき

  • 野田さんは唯一人と評価できるけど、君(旧民主党)たちはその自民の裏(闇)が全部ブーメランやんけ、言わせてもらえば、金に汚すぎる人たちが自民から追い出されたのが今の立憲民主だろう。
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