結城東輝氏「言葉に言いくるめられて交付金が配られていく構造」交付金頼みの地方創生に言及

結城東輝弁護士が17日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」（月〜金曜午前8時）に出演。政府が人口減少対策や東京一極集中の是正に向けた地方創生を加速させるため「新しい地方経済・生活環境創生本部」を設置したことに言及した。

結城氏は「構造自体を否定するわけではない」とした上で「地方創生とは何かを明確に国民に説明していき、定量的な結果を求めて地方創生のために交付金を渡すというのがあってしかるべきコミュニケーション」と指摘した。

続けて「所信表明演説を見ていると『地方こそ成長の主役』ということは求めているのは経済成長とも読める。一方で、地方創生は東京とか首都圏と地方との格差是正であったり、文化資本の是正目的。サステナブルな少子高齢化社会の実現」と説明した。

その上で「なんとなく良い言葉としての『地方創生』とか、言葉に言いくるめられて交付金が配られていく構造には問題があると思う」と言及した。