ブルデーがキャデラックに復帰、アルピーヌは“引退”に伴いラインアップ変更。最終戦バーレーンのエントリー発表

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2024年10月18日 10:00  AUTOSPORT web

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2024年WEC最終戦バーレーンへの出場が決まったセバスチャン・ブルデー
 10月16日、WEC世界耐久選手権は2024年シーズン最終戦『バーレーン8時間レース』の暫定エントリーリストを発表した。セバスチャン・ブルデーが今季3度目の出走を果たすなど、リストには多数の変更点が見られる。

 8イベントへと増えた2024年のWECは、11月2日に中東バーレーンのバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われる8時間レース(獲得ポイント1.5倍)でフィナーレを迎える。ポルシェ、フェラーリ、トヨタによる最高峰クラスのタイトル争いなど、見どころが多い一戦となる。

 発表されたエントリーリストは、これまで同様ハイパーカー18台、LMGT3が18台の2クラス36台。2号車キャデラックVシリーズ.R(キャデラック・レーシング)では、今季IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にフル参戦したセバスチャン・ブルデーが、アール・バンバー/アレックス・リンのレギュラーコンビに加わり、3名体制で参戦することが明らかになった。

 2号車は開幕戦カタール1812kmでも、同様のラインアップを採用。4番目にチェッカーを受けたものの、その後技術違反が発覚し失格となっていた。

 ブルデーはこの開幕戦、そして3号車から参戦したル・マン24時間レースに続き、今季3度目のWEC出走を迎える。

 Sportscar365は、レンガー・バン・デル・ザンデが当初バーレーンで2号車加わる予定だったものと理解しているが、バン・デル・ザンデがキャデラックを離れ、IMSAでアキュラ陣営のメイヤー・シャンク・レーシングへと移籍したため、最終的にこの計画は頓挫したようだ。

「アレックス、アールとともに、マシンに戻れて良かった」とブルデー。

「シーズンのスタートは本当に良かったし、いろいろな状況のせいで結局は結果を出せなかったが、マシンはレースで非常に競争力があり、良いフィニッシュに値した」

「残念ながら、結果の面では少し厳しいシーズンだった。常に何かが邪魔をしてきたが、パフォーマンスの面では、マシンは本当に良い状態にあるようだ」

「(性能調整における最低重量は)かなり軽く、パワーも良く、競争力もあるので、間違いなく勝負する余地はある。良い状態でシーズンを締めくくることができれば、それはかなりクールだね」

 この他エントリーリスト上では、前回の第7戦富士から比べて、随所でドライバーの変更が見られる。

 アルピーヌ・エンデュランス・チームは、富士のレース直後にニコラ・ラピエールが現役引退を表明したことを受けてラインアップを変更。これまで35号車アルピーヌA424をドライブしてきたシャルル・ミレッシが、ミック・シューマッハー、マシュー・バキシビエールの36号車へと加わることに。

 ラピエールの引退のニュースを受けてバーレーンへの参加が確認されていた同チームのリザーブドライバー、ジュール・グーノンは、35号車に復帰するポール・ルー・シャタン、そしてフェルディナンド・ハプスブルクとトリオを結成する。

 LMGT3クラスでは、プロトン・コンペティションの88号車フォード・マスタングGT3のロスターに変更があり、チームボスのクリスチャン・リードに代わって、ジョルジョ・ローダが第4戦ル・マン以来、ブロンズドライバー枠へ復帰を果たす。

 さらにローダには、ミッケル・ペデルセンに代わって出場するイタリア人ドライバーのジャンマルコ・レボラートが、最終戦では加わることに。

 その他、フランク・ペレラはアイアン・リンクスの60号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo2をドライブせず、代わりにマッテオ・カイローリが、クラウディオ・スキアボーニとマッテオ・クレッソーニに加わる。

 さらに先週発表されたとおり、アコーディスASPチームは、クレメンス・シュミットに代わってコンラッド・ラウルセンを78号車レクサス RC F GT3に迎え入れる。

■2024年WEC第8戦バーレーン8時間 暫定エントリーリスト(10月16日付)
No.ClassTeamCarDriverTyre2HYPERCARキャデラック・レーシングキャデラックVシリーズ.RE.バンバーA.リンS.ブルデーMI5HYPERCARポルシェ・ペンスキー・モータースポーツポルシェ963M.キャンベルM.クリステンセンF.マコウィッキMI6HYPERCARポルシェ・ペンスキー・モータースポーツポルシェ963K.エストーレA.ロッテラーL.ファントールMI7HYPERCARトヨタ・ガズー・レーシングトヨタGR010ハイブリッドM.コンウェイ小林可夢偉N.デ・フリースMI8HYPERCARトヨタ・ガズー・レーシングトヨタGR010ハイブリッドS.ブエミB.ハートレー平川亮MI12HYPERCARハーツ・チーム・JOTAポルシェ963W.スティーブンスC.アイロットN.ナトMI15HYPERCARBMW MチームWRTBMW MハイブリッドV8D.ファントールR.マルチェッロM.ウィットマンMI20HYPERCARBMW MチームWRTBMW MハイブリッドV8S.ファン・デル・リンデR.フラインスR.ラストMI35HYPERCARアルピーヌ・エンデュランス・チームアルピーヌA424P-L.シャタンF.ハプスブルクJ.グーノンMI36HYPERCARアルピーヌ・エンデュランス・チームアルピーヌA424C.ミレッシM.シューマッハーM.バキシビエールMI38HYPERCARハーツ・チーム・JOTAポルシェ963J.バトンP.ハンソンO.ラスムッセンMI50HYPERCARフェラーリAFコルセフェラーリ499PA.フォコM.モリーナN.ニールセンMI51HYPERCARフェラーリAFコルセフェラーリ499PA.ピエール・グイディJ.カラドA.ジョビナッツィMI63HYPERCARランボルギーニ・アイアン・リンクスランボルギーニSC63M.ボルトロッティE.モルタラD.クビアトMI83HYPERCARAFコルセフェラーリ499PR.クビサR.シュワルツマンY.イェMI93HYPERCARプジョー・トタルエナジーズプジョー9X8M.イェンセンN.ミューラーJ-E.ベルニュMI94HYPERCARプジョー・トタルエナジーズプジョー9X8P.ディ・レスタL.デュバルS.バンドーンMI99HYPERCARプロトン・コンペティションポルシェ963H.ティンクネルN.ジャニJ.アンドラウアーMI27LMGT3ハート・オブ・レーシングチームアストンマーティン・バンテージAMR LMGT3I.ジェームスD.マンチネッリA.リベラスGY31LMGT3チームWRTBMW M4 LMGT3D.レオンS.ゲラエルA.ファーフスGY46LMGT3チームWRTBMW M4 LMGT3A.アル・ハーティV.ロッシM.マルタンGY54LMGT3ビスタAFコルセフェラーリ296 LMGT3T.フローF.カステラッチD.リゴンGY55LMGT3ビスタAFコルセフェラーリ296 LMGT3F.エリオS.マンA.ロベラGY59LMGT3ユナイテッド・オートスポーツマクラーレン720S LMGT3エボJ.コッティンガムN.コスタG.ソーシーGY60LMGT3アイアン・リンクスランボルギーニ・ウラカンLMGT3エボ2C.スキアボーニM.クレッソーニM.カイローリGY77LMGT3プロトン・コンペティションフォード・マスタング LMGT3R.ハードウィックZ.ロビションB.バーカーGY78LMGT3アコーディスASPチームレクサスRC F LMGT3A.ロバンC.ラウルセンK.ファン・デル・リンデGY81LMGT3TFスポーツシボレー・コルベットZ06 LMGT3.RT.ファン・ロンパウR.アンドラーデC.イーストウッドGY82LMGT3TFスポーツシボレー・コルベットZ06 LMGT3.R小泉洋史S.バウドD.ジュンカデラGY85LMGT3アイアン・デイムスランボルギーニ・ウラカンLMGT3エボ2S.ボビーR.フレイM.ガッティンGY87LMGT3アコーディスASPチームレクサスRC F LMGT3木村武史E.マッソンJ-M.ロペスGY88LMGT3プロトン・コンペティションフォード・マスタング LMGT3G.ローダG.レボラートD.オルセンGY91LMGT3マンタイEMAポルシェ911 GT3 R LMGT3Y.シャヒンM.シューリングR.リエツGY92LMGT3マンタイ・ピュアレクシングポルシェ911 GT3 R LMGT3A.マリキンJ.シュトームK.バハラーGY95LMGT3ユナイテッド・オートスポーツマクラーレン720S LMGT3エボJ.ケイギルN.ピノ佐藤万璃音GY777LMGT3Dステーション・レーシングアストンマーティン・バンテージAMR LMGT3C.マテウE.バスタードM.ソーレンセンGY

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