ベテランか若手か。ザウバー/アウディの決定を待つボッタス「チームと懸命に仕事をする以外に今できることはあまりない」

0

2024年10月18日 18:10  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

2024年F1第19戦アメリカGP バルテリ・ボッタス(キック・ザウバー)
 ザウバー/アウディが2025年にニコ・ヒュルケンベルグと組むドライバーについての決定を延期したままでいることから、バルテリ・ボッタスはF1での自身の将来について若干の疑問を抱き始めていることを認めている。ボッタスは「今は自分にできることは何もない」と明言し、決定は「完全にマッティア・ビノットの手に委ねられている」と語った。

 ボッタスを含め多くの人々が、2025年の契約は今週末までに発表されるだろうと予想していたが、彼は木曜日に次のように率直に認めた。

「オースティンの前に契約の件が解決されることを望んでいると言ったと思うが、まだ最終決定を待っているところだ。そして、その質問は僕ではなく、マッティアが答えるべきものだと思う。現時点で僕にできることは何もないというメッセージを受け取ったし、僕の思うようにはできないことだ。もちろん、今週末はベストを尽くしてパフォーマンスを発揮するし、そうすることで物事が後押しされることを願っている。でもこれが僕たちの現状だ」

 ベテランのボッタスは、基本的にチームと条件について合意したことを認めたが、ヒュルケンベルグのチームメイトとして経験豊富なドライバーを望むか、若いドライバーを望むかはビノット次第だ。ボッタスが来年F1に参戦できないという重大なリスクがあることを理解していると難なく認めたのは、それが理由だ。

「その通りだ。僕たちは毎週連絡を取り合っている。僕が受け入れる条件はわかっているので、基本的にはゴーサインを待っているだけだ」

「今の状況では、空席がひとつしかないので、もちろんリスクはある。僕はF1を愛していて、F1でレースをしたいと思っている。だから、必然的に少々奇妙な状況になっている。でも、僕たちは今そのような状況にある」

「そして僕にはさまざまなことについて考える時間がたくさんあった。それでも、僕は常に前向きだ。僕は常にポジティブでいる。なぜなら、自分があのシートにいるべきだと本当に感じているし、信じているからだ。チームの利益のためには、僕が最善だと感じている。だから僕は前向きでいるんだ。そしてさっきも言ったように、コースでパフォーマンスを発揮し、チームとともに懸命に仕事をする以外に、今僕にできることはあまりない」

 ほとんどの観察筋と同様に、ボッタスもビノットが決断にこれほど時間をかけている理由を理解していないようであり、チームが2025年のふたり目のドライバーを明かすことを迷い続けるなら、最終決定を下すのは彼自身になるかもしれないと認めている。

「1カ月前には、決定はできるだけ早く下されるというメッセージがあった。もちろん僕の側からすると、最終的には期限が厳しくなってくるだろう。なぜならもうすぐクリスマスになるが、そうなるとF1以外やF1での他の役割に目を向ける場合、どこにもそれほどの空きがないという状況になるからだ。だから、すぐにわかることを願っている」

    ニュース設定