田原総一朗MC「朝生」BSゴールデンに引っ越しも「中身は全く変えるつもりはない」

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2024年10月19日 05:01  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

「朝まで生テレビ」番組ロゴ前でポーズを決める田原総一朗

ジャーナリスト田原総一朗氏(90)がこのほど、東京・BS朝日本社で、同局「朝まで生テレビ」(初回11月3日放送。毎月最終日曜、午後7時)取材会に出席した。


同番組は1987年(昭62)4月、テレビ朝日で放送開始。月に1度、幅広いテーマについて数多くの識者とともに激論を交わす討論形式の生番組だが、この10月からBS朝日のゴールデンタイムに進出となった。


番組の引っ越しについて「僕はそのままで良かったけど、スタッフも高齢化して…」と裏事情を明かしつつ、「団塊の世代が最近年をとって、深夜は見られなくなった。時間が早まることで違った層も見て欲しい」とした。新たな視聴者となり得る層へ向け、「10年後、20年後に頑張るのは若者だから、頑張って欲しい」とエールを送った。


番組開始当初は深夜枠ということもあり「他の局がやっていない、刺激が強い番組作り」を目指した。「批判も受けたけど、歓迎だった」とし、「炎上歓迎で37年やってきた。BSの午後7時に変わっても中身は全く変えるつもりはない」と胸を張った。


生放送にもこだわった。その理由を「活字だと印刷までに内部でクレームが来るでしょう。生放送なら後だよね」といたずらっぽく話した。


長続きの秘訣(ひけつ)を「最大の理由は、仕事ではなく最大の趣味だから」とした。「だから楽しいし、ストレスもない。面白いから眠くもならない」。


また、今後については「100歳までいけるかは分からないけど、いけるところまでいく。生きている間は頑張る。死んだら終わり」とキッパリ。以前、自らの死に際を「“朝生で田原さんが静かになったと思ったら死んでいた”が理想」としたが、「それは今も変わらない」という。だが、「プロデューサーからは、終わって『お疲れさま』と言ってからにしてくれって」と暴露し、会場を笑わせた。


会見では質問をした記者を、番組さながらに逆質問しタジタジにするシーンもあり、元気さを見せつけた。

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