【追記あり】ポールスタートのマルティンが圧倒的速さでスプリント勝利/MotoGP第17戦オーストラリアGP

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2024年10月19日 13:50  AUTOSPORT web

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ホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)
 10月19日、MotoGP第17戦オーストラリアGPのスプリントレースがフィリップ・アイランド・サーキットで行われ、ホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)が優勝を飾った。

 予選Q2の結果により、ポールポジションはホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)、2番グリッドはマルク・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)、3番グリッドにはマーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)が並ぶことになった。

 フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)は5番手からのスタート。日本メーカー勢としてはアレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)が最高グリッドで、3列目9番手に並んだ。また、フリープラクティス2でマシントラブルが発生した中上貴晶(イデミツ・ホンダLCR)は、Q1で11番だったが、フリープラクティス2でマシンに異常があることを伝えるオレンジボールのフラッグが振られた際、すぐにコースを離れなかったとして、3グリッド降格ペナルティを受けた。この結果、最後尾22番手からのスタートとなった。

 昼頃は晴れ間が見えたものの、再び雲が広がり、小さな雨粒がぱらりと降ったりもする、微妙な天候。しかし、ドライコンディションでレースは始まった。気温16度、路面温度は27度である。

 ポールポジションスタートのマルティンがホールショットを奪い、2番グリッドスタートのマルク・マルケスがはらんで後退。2番手マルコ・ベゼッチ(プルタミナ・エンデューロVR46・MotoGPレーシングチーム)、3番手にはバニャイアが浮上し、4番手にブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリーレーシング)、5番手にエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)が続く展開となる。マルク・マルケスは7番手付近にまでポジションを落とした。

 しかしマルク・マルケスは追い上げを開始し、猛然とポジションを上げる。4周目には3番手に後退したベゼッチの後ろにつけると、ベゼッチをかわして3番手に浮上した。マルク・マルケスは、さらにバニャイアをとらえ、8周目にバニャイアをかわして2番手に浮上した。このとき、トップのマルティンは3秒前方を走っていた。

 一方、バニャイアはマルク・マルケスにかわされたのち、バスティアニーニにもパスされて4番手に後退した。トップ3はマルティン、マルク・マルケス、バスティアニーニというオーダーとなった。

 残り2周、1コーナー進入で、ベゼッチがメインストレートで前に出たマーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)に追突する形で接触。ハイスピードで転倒を喫したふたりは、マシンとともに高速でグラベルに転がっていった。このアクシデントについては、レース後に確認されるという。

 優勝を飾ったのはマルティンだった。マルク・マルケスはマルティンとの差を1.5秒にまで詰めたが、接近するには至らず、2位。3位はバスティアニーニが獲得した。

 4位はバニャイアで、トップ3を逃した。5位はファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46・MotoGPレーシングチーム)が獲得したが、レース後にタイヤの空気圧違反で8秒加算のペナルティが科せられ、フランコ・モルビデリ(プリマ・プラマック・レーシング)が5位に繰り上がり、6位にラウル・フェルナンデス(トラックハウス・レーシング)、ディ・ジャンアントニオは7位となった。

 日本メーカー勢としては、ルカ・マリーニ(レプソル・ホンダ・チーム)が10位。スプリントレースにおける自己ベストリザルトを獲得した。中上は14位だった。

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