丸山隆平が舞台「浪人街」で主演「精神と体作りをして武士らしさを出したい」不朽の名作時代劇

SUPER EIGHT丸山隆平（40）が、舞台「浪人街」（来年2月20日初日、東京・新橋演舞場ほか）に主演することが19日、分かった。「久しぶりの時代劇、さらに舞台ということでとてもうれしかったです」と喜んでいる。

「浪人街」はもともと、1928年（昭3）から上映されたサイレント映画シリーズだ。数十人で行う“集団殺陣”のジャンルを切り開き、何度もリメークされている大ヒット作。特に原田芳雄さんが主演した90年上映の松竹による映画は、勝新太郎さんの遺作としても知られている。

江戸の下町で激動の時代を生きるアナーキーな浪人たちの人間模様を描く物語だ。今回はオリジナル映画版よりもさらに浪人それぞれにフォーカスし、おのおのが抱えるものや感情の機微をより丁寧に描くことで人間ドラマとしての面白さを詰め込んだという。主人公の浪人を演じる丸山をはじめ、玄理（37）入野自由（36）藤野涼子（24）板尾創路（61）らが出演する。

丸山は「まず目指すところとしては、たたずまいから説得力を出すこと。背景のあるお役なので、それに基づいた精神と体作りをして武士らしさを出していきたいです」と意気込んだ。「不朽の名作を舞台という形でお届けできることは、幸福なことだと感じています。不器用な浪人たちが舞台の上で一生懸命生きている姿を目の当たりにしていただき、これまで経験したことのない人生を感じていただけたらうれしいです」と呼びかけた。