山田洋次監督が西田敏行さんから感じ取った名優と同じ空気感「ブワーっと自由な世界に…」

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2024年10月21日 17:30  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

癒やしの表情を浮かべる西田敏行さん(2011年5月撮影)

NHKは20日、虚血性心疾患で17日に76歳で亡くなった俳優西田敏行さんをしのんで「【西田敏行さんをしのんで】ファミリーヒストリー選」(日曜午後11時45分)を再放送した。初回放送は17年10月4日で、放送当時は69歳。西田さんの人生を振り返った。


番組内では、VTRで山田洋次監督が登場。93年公開の映画「学校」の撮影で、山田監督は西田さんから、ある名優と同じにおいを感じ取っていたという。「その俳優の感情が自分に乗り移って、そして何となく気持ちが自由になっていくっていうことね。その典型は渥美清さんですよね。ああいうふうに観客をもろにブワーっと自由な世界に連れて行ってくれる役者なんて、そういるもんじゃない。西田敏行っていう俳優は、それがこの人はできるなと思ったね」とコメント。


さらに「この人は言葉まで福島なまりが今でも残っている。つまり福島にルーツがちゃんとあるんです。そういう福島の土のにおいをさせつつね、なおかつちょっとルーツを離れて、ゆらゆらしながら自由であるというのかな。それがこの人の特徴だなと思ってね」と続けた。

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