2024年F1第19戦アメリカGP決勝トップ10ドライバーコメントまとめ(1)

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2024年10月22日 17:20  AUTOSPORT web

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2024年F1第19戦アメリカGP リアム・ローソン(RB)
 2024年F1第19戦アメリカGPの決勝レースで6位〜10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位〜10位のドライバーはジョージ・ラッセル(メルセデス)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、リアム・ローソン(RB)、フランコ・コラピント(ウイリアムズ)だ。

■フランコ・コラピント(ウイリアムズ・レーシング)
決勝=10位(56周/56周)
15番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
 土曜は厳しかったけど、レースでどうにか挽回できた。こうして立ち直れたのは、チームとしての実力を証明するものだ。今週末はRB、ハース、アルピーヌがどれも速くて、ポイント圏内に食い込むのは難しいと思っていた。だけど、自分のレースペースが良いことは分かっていたし、しばらくクリーンエアで走ってリズムをつかんでからは全力でプッシュできた。

 僕にとっては初めてのスプリントの週末から多くを学んだよ。これが今後の戦いに大いに役立つはずだ。ただ、チームを正しい方向へ進歩させるための役に立つという点では、まだ学び続ける必要がある。トリプルヘッダーの次の2戦では、できることならこれを上回る結果を残したい。

■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)
決勝=9位(56周/56周)
19番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
 良いレースだった。正直、こうなるとは思っていなかった。1周目がとてもうまくいった。少しでも隙間があれば、そこに飛び込んでいき、いくつかポジションを上げることができたんだ。

 昨日、マシンをとても良い形で改善したので、今日のレースでも同じパフォーマンスを発揮できることを期待していた。ありがたいことにそれが実現した。マシンは本当に強力で、まさに僕たちの期待どおりの働きをしてくれた。

 ハードタイヤがうまく機能し、良いペースを発揮できた。クリーンエアで走れるようになったことで、予定よりスティントを長く延ばすことができた。昨日のスプリントで、他のドライバーたちが何をしているのかをしっかり頭に叩き込んでおいた。それがとても役に立ったと思う。

 チーム全員が、今回のレースに向けて僕の準備を整えるために、たくさんの作業に取り組んでくれた。僕にとってレースに復帰する初めての週末だったから、たくさんの時間を費やしてくれたんだ。このレースを実現させてくれたチームの全員に心から感謝したい。

 メキシコはこことは全く違うトラックだ。来週何ができるか楽しみだよ。

■ニコ・ヒュルケンベルグ(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=8位(56周/56周)
11番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
 大いに満足している。できることを最大限にやりきったし、終盤にはレッドブルの(セルジオ・)ペレスにも迫ることができた。1ストップのレースになるんじゃないかと最初から思っていて、実際にそうなったのだが、最初のスティントの途中でのフィーリングは本当に最悪だった。ところが、その後はタイヤが復活してくれて、スティントを長く延ばせたことが、このようなレース展開、このような結果への扉を開いた。それがカギだったね。

 今回はスプリントとレースで2度ポイントを獲得して、選手権でもRBを2点リードしたのだから、いい週末だったよ。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=7位(56周/56周)
9番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
 レース序盤、ミッドフィールドの集団の後ろに引っ掛かり、時間をかなり失った。ハードタイヤでスタートしたドライバーたちの戦略がベストだったようで、最終的にジョージに抜かれてしまった。

 ファーストスティント終盤にとても奇妙なことが起きた。ペースは良くなっていたけれど、フロントのピッチングにひどく苦しみ始め、乗り心地がとても悪かったんだ。

 その後、状況が悪化した。その時に履いていたタイヤが原因だと思ったが、ハードタイヤに交換した後も、同じ問題が発生し、ペースも同じだった。

 今日はマシンバランスにとても苦労し、運転するのが難しかった。アップグレードは高速においてはかなり役立っていたようだけど、今週末、僕は完全なアップグレードのパッケージで走っていなかった。原因の一部はそれで、残りはマシンバランスだったと思う。完全なパッケージであれば、どの程度上位の争いに戻れたのか、分からないけどね。

 週末を通してペースが足りなかった。簡単な週末ではなかったので、やるべきことは多い。次の週が楽しみだよ。メキシコで良い結果を出すために、オースティンから確実に学ぶ必要がある。

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=6位(56周/56周)
ピットレーンスタート/タイヤ:ハード→ミディアム
 僕としては、今日の結果に満足している。スタート前の段階では、レースでどんなチャンスが訪れるか分からなかった。でも、ピットレーンから6位に入り、レッドブルの1台の前でフィニッシュしたのだから、難しい状況から最善の結果を得たと言えるだろう。全体を通じて、そして特にハードコンパウンドタイヤではいいペースを保てた。最初のスティントを延ばすことができたし、その結果として、終盤によりフレッシュなタイヤでアタックできた。

 これから何日かの間、この週末全体の分析に全力で取り組むつもりだ。まだ時々クルマがトリッキーになることがある。今日僕らが目にしたように、ルイスがグラベルでレースを終えるなんて、そうそうあることではない。スイートスポットを見つけた時には、力強いパフォーマンスを発揮できるが、それを一貫して維持するのが難しいんだ。今週末、このクルマにはポディウムを争うポテンシャルがあったと思う。ただ、もっとオペレーティングウインドウを広げないといけない。次のメキシコでの週末では、良かった時の状態を取り戻すことを目指すよ。

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