北川景子 来年放送の山崎豊子生誕100年記念テレ朝ドラマプレミアム「花のれん」で主演決定

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2024年10月23日 05:00  日刊スポーツ

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山崎豊子生誕100年記念テレビ朝日ドラマプレミアム「花のれん」で女興行師、河島多加を演じる北川景子

女優北川景子(38)が、来年放送予定の山崎豊子生誕100年記念テレビ朝日ドラマプレミアム「花のれん」で主演を務めることが22日、分かった。


「白い巨塔」「華麗なる一族」「不毛地帯」「大地の子」など、社会問題に鋭く切り込んだ数々のベストセラー小説で知られる作家の山崎豊子さん。今なお人々を魅了する山崎さんの生誕100年を記念し、初期の代表作で、直木賞受賞作でもある「花のれん」を映像化。明治〜昭和の激動時代に“女性プロデューサー”の先駆けとして道を切り開いた女性興行師、河島多加(かわしま・たか)の生涯を描くヒューマンドラマとなる。


河島を演じる北川は「まさか自分が山崎先生の作品に出演できるなんて…と驚きましたし、うれしかったです」と喜びを告白。同作では21歳から晩年まで40年の半生を演じる。そのため撮影も「朝、子ども時代の久男と遊ぶシーンを撮影したと思ったら、夜には成長した久男に召集令状が舞い込む辛い場面を撮るなど、朝夕で一気に年齢を重ねるような状況があるので、毎日が“激動”です」と、その過酷さを吐露。「1シーンごと体当たりで挑むのが精いっぱいの日々ですが、それだけ多加の人生が濃密だったんだなと…」と話している。


また、「演じていて感じるのは、多加はとても強い女性だなということ。演じながら彼女に励まされ、勇気をもらっているような気がします」と、役柄のパワーを一身に受け撮影に臨んでいることを明かした。


同作を「女手ひとつで寄席を大きくしていった商売人としての顔と、妻としての顔、また母親としての顔、女性としての生きざまがいいあんばいで描かれたヒューマンドラマ」とし、「涙あり、笑いありのあっという間の2時間になると思います」と見どころをアピールした。


脚本は吉田紀子さんが担当。「まさか、私に山崎豊子さん原作のドラマ依頼が来ると思わなかったので、正直ちょっと驚きました」と吉田さんも驚きを隠せなかった。その上で、「山崎先生独特のけれん味あふれる作品は、視聴者としては面白く拝見していますが、いざ自分が脚色するとなると、かなりの力技が必要だなと覚悟をして臨みました」と“決意”を口にした。


「激動の時代に翻弄(ほんろう)されながらも、“お笑いの世界”で女ひとり、興行師として、ぶれずに真っすぐ生きて行く、多加というたくましくもかわいらしい女性を、北川景子さんがどう演じてくれるのか。お楽しみいただければと思います」とメッセージを寄せた。

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