西田敏行さんが小学生時代、くさかった理由「歩く病院みたいなにおい」の裏にあった養母の思い

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2024年10月23日 07:01  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

癒やしの表情を浮かべる西田敏行さん(2011年5月撮影)

NHKは20日、虚血性心疾患で17日に76歳で亡くなった俳優西田敏行さんをしのんで「【西田敏行さんをしのんで】ファミリーヒストリー選」(日曜午後11時45分)を再放送した。初回放送は17年10月4日で、放送当時は69歳。西田さんの人生を振り返る中で、小学生時代に触れる一幕があった。


西田さんは5歳の時、実母の姉夫婦に養子へ出され、福島県郡山市で育った。小学校の頃を回想する際、旧友の同級生が登場。「西田の家は消毒液くさかったんですよ」と当時を振り返った。


西田さんの自宅が消毒液くさかったのは理由があった。養母美代は戦後の混乱期、感染症で実の娘を亡くしていた。それだけに、養母は衛生面には気を使いたという。西田さんに手洗いを徹底させ、料理では卵も殻から水洗いするほどの細やかさだったと番組では伝えた。


西田さんはVTR内で当時を振り返り「なんだか『歩く病院』みたいなにおいになっちゃって。ずっと学校に行っても、病院が歩いているみたいな感じ。クレゾールのにおいをさせながら歩いてました」と語った。


さらに「歯ブラシを買ってきても、熱湯消毒するんですよ。だから買ってきた歯ブラシの毛がボロボロになっちゃって。ほとんど無くなっちゃってるんですよね。そこまで神経質になんなくていいよと思うんだけど、その頃はナーバスになってましてね、母は」と続けた。

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