西田敏行さん追悼「ドクターX特別編」12・1% 腹黒くも愛嬌ある唯一無二の名演振り返る

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2024年10月23日 10:16  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

10月8日、映画「劇場版ドクターX FINAL」完成報告会見でXポーズをとる西田敏行さん

虚血性心疾患で17日に76歳で亡くなった俳優の西田敏行さんの追悼番組として、テレビ朝日系ドラマ「ドクターX特別編」が22日に放送され、平均世帯視聴率が12・1%(関東地区)だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は7・2%だった。


西田さんは同局大ヒットシリーズ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」シリーズで、米倉涼子(49)演じる主人公・大門未知子を目の敵にする蛭間重勝を熱演。2013年放送の第2シリーズから12月6日公開のシリーズ完結作「劇場版ドクターX FINAL」まで11年にわたり、腹黒くも愛嬌(あいきょう)のある唯一無二のキャラクターを演じ、同シリーズを盛り上げた。


同番組では蛭間が初登場した、13年10月17日放送の第2シリーズ第1話、蛭間の過去が明らかになった21年10月21日放送の第7シリーズ第2話放送。また、西田さんのコメントVTRや、共演者たちの追悼コメントも紹介し、人々を魅了してやまない珠玉の演技と人柄を改めて伝えた。


◆第2シリーズ第1話(13年10月17日放送)のあらすじ


北海道の競馬場で、年下の美しい男(藤木直人)をはべらせたマダム(三田佳子)の馬が転倒して骨折、安楽死処分を宣告される。偶然その場に居合わせたフリーランス外科医の大門未知子はなんと、したこともない馬の手術を引き受ける。


やがて東京に戻った未知子は、「帝都医科大学付属病院」のカンファレンスに姿を現す。そこでは、匿名での入院を希望し、大腿(だいたい)骨肉腫患者の治療方針が話し合われていた。医師たちは、患部の下肢温存は不可能と判断。蛭間重勝外科統括部長(西田敏行)も大腿(だいたい)部切断に同意し、流れ作業のように執刀医を指名する。ところがその決定に、未知子は異を唱えるのだった。


◆第7シリーズ第2話のあすじ(21年10月21日放送)


院長代理として絶大な力を持つ蜂須賀隆太郎内科部長(野村萬斎)の独断で「東帝大学病院」に雇われたが、感染症に倒れてしまった未知子。なんとか一命を取り留め、外科医としての完全復帰を目指すも、一向に手術を担当させてもらえずにいた。


そんな中、蛭間外科分院長や蜂須賀が昔から知るクラブのママ二木麻也子(夏川結衣)が入院する。蜂須賀は自らが招聘(しょうへい)したスーパー脳外科医・興梠(要潤)を、麻也子の担当医に任命。興梠の検査結果分析を聞いた未知子は、もっと詳しく検査すべきと主張するが、蜂須賀は耳を貸そうとしなかった。

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