「政治的なことを歌詞にもしない」指摘ミュージシャンが反響に感謝 SNSへの思いも

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2024年10月24日 11:35  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

近田春夫(2010年11月撮影)

ミュージシャンで音楽プロデューサーの近田春夫(72)が24日、自身のX(旧ツイッター)を更新。前日に、現役のヒップホップミュージシャンが政治的なテーマを取り上げないと指摘した投稿に対して寄せられた反響に感謝しながら、あらためて私見を記した。


近田は23日に「日本のヒップホップ現役の人たち、こんな時代なのに、誰も政治的なことを歌詞にもしないし、発言や投稿もないよね。何でなんだろう?もし行き違いだったらごめん」と投稿すると「是非反応を待ってます」と、リアクションを期待していた。この投稿には600以上のコメントがつき「日本の音楽業界全般に少ないよね」と同意する声や、政治的発信をしているヒップホップグループを紹介するもの、「ミュージシャンの代わりに山本太郎がやっている」など、さまざまな声が寄せられた。


近田は「昨日ちょいと考えをXに載せたらそれが記事になったおかげで色々な反響をいただきました。僕の伝えたかったことを理解してくれて賛否ともかく反応をしてくれた人も沢山いました.ありがとう!」と多くのリアクションに感謝。「なかには問いかけの趣旨を理解してくれていないような人もいたけど」と添えた。


続けて「何かについて語る視点は無限にあってそのひとつひとつの視点に対する意見も無限にある、ということを暴いてしまったのが−パンドラの箱を開けてしまったのが−SNSなんだろうなぁ。何にせよ何かについて全く同じ意見というのはひとつとしてない。人の数だけイデオロギーはあるんだと」と、あらためて思いをつづった。


近田は、内田裕也さんのバックバンドでキーボードを務めると、グループサウンズ末期の70年代から「近田春夫&ハルヲフォン」「近田春夫&ビブラトーンズ」をはじめ、歌謡曲やトランス、ヒップホップなどさまざまなジャンルで長年にわたって活躍。漫画家の楳図かずおさんやYMOなど幅広い交流や、文筆業、「タモリ倶楽部」の名物コーナー「空耳アワー」出演などの多才ぶりでも知られている。

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