ポカスカジャン・タマ伸也「初めて演歌歌手って紹介された」 「つがるのうらら」でソロデビュー

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2024年10月25日 05:02  日刊スポーツ

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新曲「つがるのうらら」を発売したタマ伸也

ワハハ本舗のお笑い音楽ユニット、ポカスカジャンのタマ伸也(56)がソロで新曲「つがるのうらら」を発売した。今年4、5月に開催された「弘前さくら祭り」で満開の桜の下で歌うためのテーマ曲として作った。津軽弁に津軽三味線も交えて、注目を浴びたことからCD化つながった。桜の香りのするオリジナルのシードル「つがるのうらら」も発売された。


青森市出身、満を持してのソロメジャーデビューだ。「CD自体はワハハ本舗のレーベルで定期的に発売していたんですけど、老舗のテイチクレコードさんからですからね。曲のPRのためにラジオに出演した時に『演歌歌手タマ伸也』って紹介されたんですけど、ビックリしました」と話している。


普段は大久保ノブオ(57)とポカスカジャンで、コミックソングを歌っている。「ミュージシャンになりたくて上京して来て、挫折してポカスカジャン。お笑いとは言え、ギターを持ってやっているから1人で歌うことには抵抗はなかったです。若い時だったら、逆に『俺はお笑いだから』みたいな気負いがあったと思うんですけどね。年も56歳、この年になったら聴く人に楽しんでいただけたらっていう気持ちです」と話している。


故郷・青森では、平日夕方の人気ワイド番組「わっち!!」の水曜に県内の温泉を巡るレギュラーコーナー「ドライ風呂」を持っている。「大久保がワハハ本舗に入った時に、ちょっとギターで手伝ってくれって言われて、要はだまされて入りました(笑い)。それで、目の前にことを一生懸命やっているうちにこんな年になりました」と振り返る。


相方の大久保も故郷・長野でレギュラーを持っている。「それぞれソロ活動もやって、互いの故郷でもやらせてもらっている。『つがるのうらら』も、青森での活動があったからこそ生まれた。本当、故郷はありがたい」。


青森と言えば、同じテイチクの石川さゆりが歌う「津軽海峡冬景色」が知られている。紅白歌合戦で「天城越え」と隔年で歌う石川は、来年25年が「津軽海峡−」を歌う年だ。「あと1年、ありますね(笑い)。いやいや、だいそれたことは考えてませんよ。でも、いろいろやって来て、この年になって始めて『演歌歌手』って呼ばれた。テイチクには石川さん、川中美幸さん、前川清さんという大御所がいらっしゃる。そこへ加えていただいたんだから、身が引き締まります。頑張らなきゃいけない」と話している。【小谷野俊哉】


◆タマ伸也(しんや)1968年(昭43)9月18日、青森市生まれ。96年(平8)にワハハ本舗に入団して、大久保ノブオ(57)、中山省吾(53)とポカスカジャン結成。19年い中山が脱退。担当はギター&ボーカル。

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