江籠裕奈が初アルバム発売、ソロで駆け抜けた10カ月「会える約束ができるような人でいたい」

元SKE48の江籠裕奈（24）が10月30日、初のアルバム「Believer」を発売する。昨年末にグループを卒業し、ソロ活動をスタートさせて約10カ月。全力で駆け抜けた日々を振り返り、アルバムに込めた思いや今後の展望について語った。

同アルバムは今年4月ごろから構想を練り、シングルのリリースと並行しながら準備を進めてきたという。「半年温めて、やっとという感じ。達成感がありますね」と晴れやかな笑みを浮かべた。

収録される全楽曲の作詞に携わっており、これまでのシングル曲以外にアルバムのための新録曲を6曲制作した。「いろんな感情の時に聞いて、共感してもらえるアルバムにしたいと思って作りました」とこだわりを語った。

リード曲「Hello Happy My Life！！！」の世界観を表したという衣装は、ぬいぐるみがたくさん付いたカラフルでポップなデザイン。「アルバムのテーマでもある『いろんな感情』を表しました。衣装は昔からずっとお世話になってる方に手がけていただいていて、お任せでお願いしました」。

同曲は胸の内の葛藤や赤裸々な思いを、セリフ仕立ての歌詞でキャッチーに表現。「私自身、日々いろんな感情の変化があります。自分が楽しいと思える方を選択して、自分らしい自分が好きでいいじゃんっていう思いを込めました」と明かした。

今夏からは、全国各地のアイドルフェスに精力的に出演。パフォーマンスを届ける中で、うれしい出会いがあったという。「SKE48時代の私を知ってくれていた方とも、思いがけず出会うことができていたんです。『昔たくさん見てたよ』って懐かしいお話をしていただいて、自分頑張ってたんだなって思うことができました」と頬を緩めた。

「アイドルファンの方ってやっぱりずっとアイドルが好きなんだなって感じた出来事でもありましたね」とにっこり。「そういう方々と再会できたのは、私もここまで続けてきたからこそ。また私のことを気になってくれたらうれしいなって思いますね」と語った。

昨年12月にグループを卒業し、今年3月に1stシングル、7月に2ndシングルを発売。同アルバムに向けた楽曲制作のほか、ライブ活動やファンとのイベントにも力を入れ、めまぐるしい日々を送ってきた。「これまでは与えられたものに全力で応えていくのが正解だったと思うんですけど、今は自分でどうしたいか決めることができる。それがすごくありがたくもあり、難しいですね」と振り返った。

今後も歩みを止めるつもりはない。「これからも作詞して、曲を出していきたいです。ファンの皆さんに喜んでいただける活動がしたい。皆さんが私に『会いに行きたい』と思ってくれたときに、ちゃんと会える約束ができるような人でいたいと思います」と未来を見据えた。

◆江籠裕奈（えご・ゆうな）　2000年（平12）3月29日、愛知県生まれ。11年にSKE48の5期生としてお披露目。15年にシングル「コケティッシュ渋滞中」で初選抜入り。以降、15度選抜入りするなど中心メンバーとして活躍。昨年12月にグループ卒業。特技は魚へんの漢字を書くこと。身長162センチ。