芸能生活74年になる俳優の草笛光子さん(91)。文化功労者に決まり、「これまで私を育ててくださったたくさんの方々、作品を楽しんでくださる皆さまに感謝しかありません」とコメントを寄せた。
松竹歌劇団を経て、数々の舞台やミュージカル、映画、ドラマで活躍。今年は初の単独主演映画「九十歳。何がめでたい」も話題に。「撮影中は満身創痍(そうい)」と振り返りつつ、「褒めていただけるのは幾つになってもうれしい」と喜ぶ。
かつて見たブロードウェーの舞台では80〜90代の女性が躍動していた。「何とも存在感があってすてきでした。間違っても『あら、ごめんなさい』ってやり直すくらいでもいいじゃない?」。今後も「何も変わりません。『そのまんま光子』で自由に生きていたいですね」と軽やかに宣言する。