F1メキシコシティGP FP2:サインツ最速、角田裕毅3番手。王者フェルスタッペンをトラブルが襲う

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2024年10月26日 09:00  AUTOSPORT web

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2024年F1第20戦メキシコシティGP カルロス・サインツ(フェラーリ)
 2024年F1第20戦メキシコシティGPのフリー走行2回目(FP2)が行われ、カルロス・サインツ(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手は角田裕毅(RB)となっている。

 陽が傾きつつある現地時間16時、気温23度、路面温度42度というコンディションで90分間のFP2は開始された。なお、今回のFP2ではピレリが開発する2025年用の新しいスリックタイヤのテストが行われるため、通常よりも30分長いセッションとなった。

 このセッションではピレリが設定した燃料搭載量を遵守し、2つのコンパウンドでパフォーマンスランとロングランという、厳格な走行プログラムに従わなければならない。

 そのためセッション開始早々から各車は、サイドウォールにカラーバンドがつかないプロトタイプタイヤでコースインし、タイヤテストのプログラム消化に専念した。

 なお、FP1でクラッシュしたアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、そしてオリバー・ベアマン搭乗時にダメージを負ったシャルル・ルクレール(フェラーリ)の車両はセッション開始序盤もガレージ内で修復作業が進められた。

 セッション開始から23分、FP1でトップタイムをマークしていたジョージ・ラッセル(メルセデス)が高速のターン8の縁石でバランスを崩し、勢いそのままにターン9アウト側のバリアにクラッシュ。セッションは赤旗中断となった。

 なお、この赤旗時点で1分17秒809をマークしたサインツが暫定首位につけた。バリアの交換に時間を要したこともあり、FP2は残り時間54分というところで再開を迎えた。なお、この再開のタイミングでルクレールの車両の修復が完了しコースインを果たしている。

 その後はセッション中断もなく時間が経過した。ただ、赤旗中断の影響もあり、全車がプロトタイプタイヤでの計34周(予定)の走行を終えることに注力。セッション後半は各車ロングランに徹したこともあり全体ベストタイムの更新はなかった。

 残り5分を切り、テストプログラムを消化したランド・ノリス(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、周冠宇(キック・ザウバー)、ルクレール、ルイス・ハミルトン(メルセデス)の5台がこのレースウイーク用のミディアムタイヤに履き替えたが、ここでも全体ベストは更新されず、サインツがトップのままFP2は幕を閉じた。2番手にピアストリ、3番手に角田が続いた。角田はFP1に続いて、FP2もトップ3入りとなる。

 以下、4番手ルクレール、5番手ノリス、6番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、7番手ハミルトン、8番手バルテリ・ボッタス(キック・ザウバー)、9番手セルジオ・ペレス(レッドブル)、10番手リアム・ローソン(RB)というトップ10となった。

 FP1でクラッシュしたアルボンは懸命な修復が続いたがFP2出走は叶わず。また、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はトラブルで計時上4周しか走行できなかった。

 2024年F1第20戦メキシコシティGP、続くフリー走行3回目は、日本時間27日の2時30分より60分間で行われる。

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