“社会の逸れ者”たちを描く8作品「OUTCAST映画祭」劇場&オンラインで開催 11月2日より

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2024年10月26日 14:01  cinemacafe.net

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「OUTCAST映画祭」
「LGBTQ+」「人権」「アート」「ドラッグ」などをテーマとした「OUTCAST映画祭」が11月2日(土)よりオンラインと東京ユーロスペース、神奈川、愛知、大阪、京都の独立系映画館で開催される。

OUTCAST(アウトキャスト)とは「社会の逸れ者」を意味する言葉。OUTCAST映画祭では、世界各地そして日本の人々の“普通”をはみだした人生に迫るユニークな8作品を一挙上映。

社会の“主流”から外れても自らの生き方を模索しながら真摯に生きる人間の姿を、ときに激しく感情的に、目を見張る刺激的な映像でとらえた映画作品の数々。映画館のスクリーンから新たなる世界の扉が開かれる、そんな体験を楽しめる映画祭となっている。

上映後には、よしひろまさみち氏をはじめとした日本を代表する映画評論家、数々の国際映画賞を受賞した監督、ジャーナリスト、ソートリーダーによる、作品の裏側や社会の現状について理解を深めることのできるトークイベントも実施。

また、『画家と泥棒』の出演者バルボラ・キシルコワが初来日し、トークイベントに参加する。

「OUTCAST映画祭」ラインアップ
■『画家と泥棒』
2枚の絵画が何者かに盗まれた。画家は犯人を突き止めるも、犯人は「覚えていない」の一点張り。「あなたを描かせて」画家の突然の提案から、思いも寄らない2人の関係が始まる。

■『チェチェンへようこそ -ゲイの粛清-』
ロシア支配下のチェチェン共和国で国家主導の"ゲイ狩り"が横行している。同性愛者たちは国家警察や自身の家族から拷問を受け、殺害され、社会から抹消されている。それでも決死の国外脱出を試みる彼らと、救出に奔走する活動家たちを追った。本作品では、被害者の命を守るため、フェイスダブル技術を駆使し身元を特定不能にしている。

■『新宿ボーイズ』
新宿歌舞伎町のおなべバー、ニュー・マリリン。そこで男性として生きることを決意した3人のホストをカメラは追った。たくさんのガールフレンドに囲まれモテモテのGAISH。時に見せる冷たい態度が女性の心をくすぐる。ホルモン注射を打ったTATSUは、どのお客さんにも分け隔てなく優しいと人気だ。そしてニューハーフのくみと暮らしているKAZUKI。カメラは、ジェンダー・アイデンティティや性的指向、セックスライフについて率直に語る彼らの姿を映し出す。

■『キース・ヘリング〜ストリート・アート・ボーイ〜』
地下鉄の落書きから世界へ。アート界で旋風を巻き起こし、数々の作品を世に残したキースヘリング。同性愛、ドラッグ、エイズ…31歳の若さでこの世を去ったキースが、死を目前に自らの人生を語る。

■『ミッドナイト・ファミリー』
メキシコ・シティでは、人口900万人に対し、行政が運営する救急車は45台にも満たない。そのため、専門訓練もほとんどなく、認可も得ていない営利目的の救急隊という闇ビジネスが生まれている。オチョア家族もその1つだ。

■『アカーサ〜僕たちの家〜』
広大な自然と野生生物であふれるバカレシュティ湖。都市の中心にありながら人間に忘れられたその場所で、エナカ一家はひっそりと暮らしていた。そんなある日、湖の自然公園化が決まり、家族は街で普通の暮らしをするように強いられる。

■『ダーク・デイズ』
ニューヨークはマンハッタン。列車が通る地下トンネルには、地上で行き場を失った者たちが暮らす魔窟がある。この暗闇の中で、辛い過去に葛藤しながらも、人々は光を探している。ある日突然、鉄道会社による強制退去が始まった――。この作品は、トンネルに住むホームレス自らによって制作された。

■『牧師といのちの崖』
その崖の上は、毎日が生きる闘いだった。風光明媚な観光名所、三段壁。美しい断崖は、自殺の名所としても知られていた。 人生に絶望した自殺志願者と、共に暮らす牧師。彼らの日々が問いかける“生きる意味”とは?

「OUTCAST映画祭」
【会場】
東京:ユーロスペース - 11月2日(土)〜8日(金)
神奈川:シネマ・ジャック&ベティ - 上映時間未定
愛知:シネマスコーレ - 11月2日(土)〜8日(金
大阪:シネ・ヌーヴォ - 上映時間未定
京都:出町座 - 11月8日(金)〜14日(木)

【オンライン】
MadeGood公式ウェブサイトにて開催




(シネマカフェ編集部)

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