「イカゲーム」シーズン1のサバイバルゲームをふり返り

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2024年10月26日 18:01  cinemacafe.net

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Netflixシリーズ「イカゲーム」S1:だるまさんがころんだ
世界的メガヒットのサバイバルスリラー、Netflixシリーズ「イカゲーム」のシーズン2が12月26日(木)より独占配信。

本作は、膨大な借金や深刻なトラブルにより人生を諦めかけた者たちが、“人生一発逆転”できる高額賞金を懸けて、「負けたら即死」のゲームに巻き込まれていくサバイバルスリラー。

待望のシーズン2配信を前に、誰もが釘付けになったシーズン1の斬新なサバイバルゲームの数々をふり返った。



日々ギャンブルに明け暮れ、高利貸しから追われる頼りない主人公ギフン(イ・ジョンジェ)が、謎のセールスマン(コン・ユ)の案内をきっかけに、謎に包まれたゲームへいざなわれていく姿が描かれたシーズン1。

集められた456名のプレイヤーたちは知力・体力の全てを使い、ときには相手を騙しながら勝利を目指さねばならない。



そんな本作に登場するゲームについて、ファン・ドンヒョク監督は「本作に登場するゲームを見てみると、韓国以外の国にも似たものがある遊びもあれば、韓国独自のものもあります。ただ、子どものゲームなのでシンプルです。誰でも10秒以内で理解できると思います」と語っている。

★第1ゲーム「だるまさんがころんだ」
鬼が「だるまさんがころんだ」と発話している間は前に進み動くことができ、振り向いたときに動いていたら脱落するゲーム。

本作では昔の韓国の教科書に載っていた女の子をモチーフにしたヨンヒ人形が鬼を務め、人形に備えられた動作検知機能で動きが感知されると即座に脱落=死、さらに5分以内にゴールラインを超えなかった場合も脱落となった。

死が伴うゲームとは知らずに参加したプレイヤーたちは、想像を絶する悪夢と直面しパニック状態に。次々と脱落者が相次ぎ、会場はまさにカオスと化した。



★第2ゲーム「カルメ焼きの型抜き」
日本の縁日でもよく見かける“型抜き”と似ており、砂糖菓子の表面に刻まれた図形を針や爪楊枝などでくり抜くゲーム。

作中では、韓国伝統菓子の一つとして親しまれている“タルゴナ”が使用されている。プレイヤーはゲームの内容を聞かされる前に、丸・三角・星・傘の4つの図形から1つを選ばされ、型通りにくり抜かなければならない。型抜きに失敗したり、制限時間をオーバーした場合は脱落。

ギフンは、ある理由で最難関である「傘」を選んでしまい、絶体絶命の状況に陥ってしまうが、とあるやり方に光明を見出す。



★第3ゲーム「綱引き」
誰もが運動会などで経験したことがあるゲーム。プレイヤーたちは、またもやゲーム内容を聞かされずに10人1組のチームを作るように指示される。ルールはシンプル、高所にあるタワーの上で綱引きを行い、相手チームを手前の奈落に落下させればクリア。

力のある男性を集めたチームが有利となるが、ギフンのチームには3人の女性と1人の高齢者が。絶望的な中、プレイヤーたちはわずかな希望を信じて戦略を練り、一致団結して命がけの作戦を実行することに…。



★第4ゲーム「ビー玉あそび」
各自が手持ちのビー玉を賭けて試合を行うゲーム。今回の対戦では、ゲームが始まる前に2名1組のペアを組まされたプレイヤーたちが30分以内に“暴力以外”の方法で相手のビー玉を全て奪わなければならない。

ギフンたちは共に戦ってきた仲間たちと対戦することを知り、勝者しか次のゲームに進めないという残酷な現実を突きつけられる。

ここでは、真剣勝負をする者、相手を騙して勝とうとする者、相手を思いやり自らを犠牲にする者など、人間の本質が描かれ、様々なドラマが誕生。そして制限時間終了間際、ギフンもまた究極の選択を迫られる…。



★第5ゲーム「飛び石ゲーム」
地面に置かれた複数の石に、指定された順序で飛び移るゲーム。本作では石ではなく、落ちたら即死の高所に掛けられた2本の橋に、強化ガラスと1人が乗っただけで割れてしまう普通のガラスが設置。プレイヤーは、強化ガラスかどうかを判断しながら制限時間内に対岸まで無事に渡れることができればクリア。

番号が早ければ不利、遅ければ有利となり、どの番号を選ぶかによって運命が大きく分かれるこのゲーム。決死の覚悟で一歩を踏み出さなければならないが、時間も制限があることから痺れを切らしプレイヤーを突き落とす者も現れる。色の違いや、音の違いでガラスを見極めようとするプレイヤーもいたが…!?



★第6ゲーム「イカゲーム」
「○△□」を組み合わせてイカのような陣形を地面に描き、攻撃と守備に分かれて陣地取りをするゲーム。日本の“ケンケンパ”に似たところがある。本作では、残る参加者が2名となったときの最終ゲームで行われた。

ルールは3つ。1つ目、攻撃側が絵の内側に入り、イカの頭を足で踏めば攻撃側の勝ちとなる。2つ目、内側に入ってきた攻撃側を、外に押し出せば守備側の勝ち。3つ目、どちらか一方が続行不能な状態になったら残った側が勝ち。

ルールを守ればどんな攻撃をしても許されるため、昔の子どもの遊びの中でも攻撃的なゲームとして知られており、本作ではナイフや殴り合いの戦いが勃発。

覚悟を持って決戦に挑む2人の思いがぶつかり合う、息をつく暇もない壮絶な戦いが描かれた。

「この作品は、子ども時代にイカゲームをして遊び、大人になって再びこのゲームをすることになった人々のストーリーです」と語るファン・ドンヒョク監督。

作品のタイトルにも選ばれた“イカゲーム”という遊びは、主に力がある者、機転が利く者、忍耐力のある者が勝利する傾向があり、現代社会を映し出した本作とマッチしていたのだという。

シーズン2では、この負の連鎖を終わらせるために再びギフンがゲームに足を踏み入れることになるが、今度はさらにイカれたゲームが登場するらしい。

先日公開されたティザー映像では、“だるまさんがころんだ”の会場や、学校の校庭のような会場に虹色のトラックが描かれ、新ゲームを予感させるシーンが垣間見える。果たしてギフンはいくつものゲームをクリアし、真相に辿り着くことができるのか…?

物語の詳細は未だ謎に包まれているが、“本物の社会現象”といえるほどの流行を巻き起こし、歴史的快挙を成し遂げた本作が、2024年の年末ムードを再びかっさらうことは間違いないだろう。

そんな本作には、イ・ジョンジェはもちろん、ゲームの監視人“フロントマン”役のイ・ビョンホン、そしてコン・ユなどお馴染みのキャストも再登場。またシーズン2には、イム・シワン、カン・ハヌル、パク・ソンフン、チェ・スンヒョン、チョ・ユリ、パク・ギュヨンらが参加する。

Netflixシリーズ「イカゲーム」シーズン1は独占配信中、シーズン2は12月26日(木)より独占配信、シーズン3は2025年独占配信。




(シネマカフェ編集部)

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