スーパー耐久第6戦岡山はクラフトバンブーがGr.1、15号車岡部自動車Z34がGr.2ポールを獲得

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2024年10月26日 19:50  AUTOSPORT web

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2024スーパー耐久第6戦岡山 ST-Xクラスポールポジションのオジェイダ・ジェイデン/太田格之進/チェン・ディーン(Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3)
 10月26日、岡山県の岡山国際サーキットでENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE第6戦『スーパー耐久レースin岡山』の公式予選が行われ、10月27日午前に決勝レースが行われるグループ2はST-3クラスの15号車岡部自動車Z34(前島秀司/長島正明/銘苅翼/元嶋成弥)、午後にスタートするグループ1はST-Xクラスの33号車Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3(チェン・ディーン/太田格之進/オジェイダ・ジェイデン)がポールポジションを獲得した。

 2024年シーズンもラスト2戦の終盤戦に突入しているスーパー耐久。今回の第6戦は日曜日の決勝を2グループ3時間ずつのレースで争い、お休みクラスなしの全9クラス59台が参戦している。レースウイークは木曜日の特別スポーツ走行、金曜日のSTMO専有走行を経て土曜予選日を迎えた。

 午前中のフリー走行終了後、13時40分の予選開始時刻を迎えたサーキットは雲こそあるが晴れ。気温も23度と過ごしやすいなかでセッションがスタートした。総合ポールポジションを争うST-Xクラスでは、33号車クラフトバンブーのチェン・ディーンがまずAドライバー予選でトップタイムをマーク。14号車中升 ROOKIE AMG GT3の鵜飼龍太が2番手、31号車DENSO LEXUS RC F GT3の永井宏明が3番手となった。

 続いて行われたBドライバー予選では各車のエースドライバーが走行を開始。そのなかで速さをみせたのは太田格之進が駆る33号車クラフトバンブーとなり、1分29秒367でBドライバー予選をこちらもトップで終えた。これで合算タイム3分00秒534となった33号車クラフトバンブーが富士24時間以来となる今季二度目のポールポジションを獲得した。

 ST-Xの2番手には、鵜飼とジュリアーノ・アレジがアタッカーを務めた14号車ROOKIEが1.581秒差で続き、前戦鈴鹿の覇車である31号車DENSOは永井宏明と小高一斗のアタックで1.713秒差の3番手につけた。スポット参戦のHandwork Challenge SPK GT-Rは5番手で予選を終えている。

 GT4規定車両が争うST-Zクラスは、ランキングをリードする52号車埼玉 GB GR Supra GT4が、34号車TECHNO FIRST R8 LMS GT4を0.593秒差で下しクラスポールを獲得。タイトル決定に向けて幸先良い出だしを決めた。

 ST-TCRクラスは遠藤光博と中野信治がアタッカーを務めた97号車Racerホンダカーズ桶川CIVICが2戦連続のクラスポールに輝くと、僚友の98号車も2番手に続いた。3番手にはKMSA MOTORSPORT Nの24号車ヒョンデ・エラントラN TCRがつけ、430号車エヴァRT初号機Audi RS3 LMSは4番手となっている。

 ST-1クラスは今回もシンティアムアップルKTMの1台のみとなるが、予選からしっかりと結果を残して合算タイム3分09秒041を記録。GT3車両のST-Xクラスに続く総合7番手につけている。

 ST-2クラスは6号車新菱オートDXL夢住まい館EVO10が今回も最速の座を譲らず、第2戦富士24時間からの連続ポールポジション記録をさらに伸ばした。あとは決勝での結果を残したいところだろう。

 グループ2の総合ポールはST-3クラスの15号車岡部自動車Z34になったが、その背後には38号車TRACYSPORTS with DELTA RC350 TWSが0.133秒差、16号車岡部自動車Z34が0.914秒差、そして39号車エアバスター WINMAX RC350 TWSが1.834秒差で続いているだけに、ST-3は決勝でも白熱の争いが繰り広げられるだろう。

 トヨタGR86とマツダ・ロードスターRFが主戦場とするST-4クラスは、66号車odula TONE MOTUL ROADSTER RFが第4戦もてぎに続く連続ポールをゲット。3号車ENDLESS GR86、41号車エアバスターWINMAX GR86 EXEDYというトップ3になった。

 14台が争うST-5クラスは、クラスポールを獲得した88号車村上モータースMAZDAロードスターから6番手までをマツダ・ロードスター勢が独占した。しかし、昨年の決勝ではレースが始まるとFF勢が速さと強さを見せているだけに、こちらも面白そうな展開になりそうだ。

 また、開発車両が参戦するST-Qクラスはグループ1の271号車Honda CIVIC TYPE R CNF-Rが総合23番手、32号車ORC ROOKIE GR Yaris DAT conceptが総合31番手となり、グループ2では61号車SUBARU HighPerformanceX Future Conceptが総合5番手、12号車MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF conceptが総合6番手につけている。

 2グループで争われる2024スーパー耐久第6戦岡山の決勝レースは、10月27日の8時30分からST-3/4/5、ST-Qの12号車と61号車が参加するグループ2決勝がスタートし、13時30分からST-X/Z/TCR/1/2、ST-Qの32号車と271号車が参加するグループ1の決勝がそれぞれ3時間行われる。両グループとも見どころの多い一戦になるかもしれない。

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