中上貴晶、好スタートを決めたスプリントは序盤からタイヤに苦戦「決勝はタイヤ管理が重要」/第18戦タイGP

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2024年10月26日 23:00  AUTOSPORT web

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中上貴晶(ホンダ・イデミツLCR)/2024MotoGP第18戦タイGP 2日目
 10月26日、2024年MotoGP第18戦タイGP MotoGPクラス 2日目のセッションがブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットで行われた。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は予選を18番手で終え、スプリントは18位でフィニッシュした。

 2日目最初の走行となるフリー走行2回目では、ハード/ミディアムが大勢の中、中上はソフト/ミディアムを履いてコースイン。1度目のランでは、序盤は慎重に走りを見せるも折り返しを前に1分30秒679の9番手タイムを記録した。

 セッション後半は1分30秒台で安定したラップを刻み続け、自己ベストは更新しなかったが、中上は好ペースがあることを示した。

 続く予選Q1では、フリー走行2回目で試したソフト/ミディアムでアタックに臨んだ。1回目のランでは、1分30秒106で5番手につけるも、トップから0.455秒と差は大きい状況。

 2回目のランで1分29秒903と0.2秒タイムを縮めるが、他車のゲイン幅が大きく8番手でQ1を終え、18番グリッドからのスタートとなった。

 13周で争うスプリント。スタートも良く3コーナーまでに15番手までポジションを上げた。しかし、集団で4コーナーへ入っていった影響で18番手に後退してしまう。

 2周目以降は、アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)やアウグスト・フェルナンデス(レッドブルGASGASテック3)とバトルを繰り広げた。

 後半に両ライダーに抜かれてしまい19番手に後退するも、ペースの悪いマーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)を攻略し、18位でチェッカーを受けた。

 スプリント全体を通して、ほとんどを1分31秒台ので周回していた中上。中団の他のライダーは1分30秒台のペースを出していた状況を見ると、思うようなレースペースを出せていないと思われる。

 26周と長く、タイヤにもより厳しくなると考えられる明日の決勝。中上は、初日に得ていたフィーリングを取り戻し18番手からポイントを獲得できるのか、その走りに期待したい。

■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(予選:18番手、スプリント:18位)
「予想していたようなスプリントではありませんでした。1周目からフロントタイヤのフィーリングが変わってしまい、マシンを快適に走らせるのに苦労しました。いい仕事ができるポテンシャルがあっただけに今日のパフォーマンスは残念に感じています」

「今はスプリントのデータをチェックして、明日のレースに向けてどう改善していくかを考えています。ペース自体は良かったので、トップ10までの争いに加わるチャンスはあると思います。僕たちは日曜を見据えています。タイヤマネジメントが非常に重要になるので、それに向けて万全の準備をする必要があります」

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