柳葉敏郎、映画『室井慎次』舞台の秋田で大入り「どでんしたっす(びっくりしました)!」

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2024年10月27日 05:00  ORICON NEWS

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『室井慎次 敗れざる者』(公開中)に出演した(左から)齋藤潤、柳葉敏郎、福本莉子と本広克行監督が秋田に“凱旋”
 俳優の柳葉敏郎が26日、公開中の映画『室井慎次 敗れざる者』の舞台となった秋田に凱旋、舞台あいさつを行った。秋田で“踊るプロジェクト”のイベントが開催されるのは『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』以来、12年ぶり。普段、柳葉も訪れるというイオンシネマ大曲で行われた舞台あいさつには、柳葉のほか、福本莉子、齋藤潤、本広克行監督も登場した。

【動画】映画『室井慎次 生き続ける者』最新予告

 同作を上映している全国の劇場の中で、観客動員数第1位がTOHOシネマズ秋田、第2位がイオンシネマ大曲であることを壇上で知らされた柳葉は、「どでんしたっす(びっくりしました)!」と秋田弁で驚き、「本当にありがとうございます。秋田で撮影をしているときは懐かしい想いと、育ててもらった故郷へ少しでも恩返しができたらと思っていました。そんな中、こんなうれしいことを聞けて、秋田県人でいがったっす(良かったです)!」と感謝を述べた。

 福本は「きのう、大曲駅に着いた瞬間から本作のポスターがあって、街全体で映画を盛り上げてくださり、皆さんの愛が伝わってきて、とてもうれしかったです」、齋藤も「僕もすごくびっくりしてます。本当に皆さんに愛されているんだなと感じています」と語った。

 また、福本が秋田撮影の思い出について「猛吹雪の朝に撮影でラーメンを食べて、すごくおいしかったです。体にしみました」と話すと、柳葉が「あそこの店は角館高校の後輩がやっているんだよ」と地元トーク。齋藤は「秋田に着いた瞬間の外の空気がおいしすぎて、ここに住みたいなと思いました。田沢湖の水が綺麗で、美しい自然に囲まれながら撮影できていたのは幸せでした」と話した。

 柳葉・齋藤・福本で、「きのう、きりたんぽ食べたね」「ハタハタも食べました!」「彼らはミズを絶賛していました!」「とてもおいしかったあ」などと秋田の食べ物について盛り上がる一幕も。監督は「秋田に来て食べ物がおいしくて、撮影期間中に14キロ太りました(笑)」と告白すると会場は笑いに包まれた。

 齋藤演じるタカの高校は実際に柳葉が通っていた母校であることに対して、柳葉は「感極まるものがありますね。僕は出番がなかったんですけど、タカがお世話になっているので、プリンの差し入れを持って行きました。おいしかったべ?」と齋藤に語りかけると、「おいしかったです!2ついただきました!」と和気あいあいとした様子。「僕も柳葉さんの母校で撮影できることがうれしくて、柳葉さんが頑張ろうと声をかけていただいて、すごくあたたかったです」という齋藤の返しに「100点だな(笑)」と温かい笑顔を見せた。

 また、『室井慎次 生き続ける者』の先行上映が緊急決定したことに対して、「それだけこの作品が皆さんの想いを背負っているんだなと感じて、感謝しかないです。室井慎次という男の生き様の話ですが、彼の体に流れている秋田の血がみなさんに伝わっているのかなという気がしてならないです」という返答に、会場からは大きな拍手が。福本も「『室井慎次 敗れざる者』を見て、『室井慎次 生き続ける者』を楽しみにしてくださっている方がたくさんいらっしゃるんだなと思って、愛しか感じません!」と語った。

 最後に、柳葉から「この話をいただいたときは断るつもりでいましたが、こうして作品をみなさんに観ていただいて、感謝しかないです。室井慎次は敗れざる者であり、生き続ける者です。柳葉敏郎は、幸せ者です」と感極まって涙を浮かべながら深々とお辞儀し、感謝を伝えていた。柳葉の退場時には、客席にいた柳葉の同級生から大きな花束を受け取る場面も。地元からの深い愛に包まれた舞台あいさつとなった。

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