『グラディエーターII』主人公の因縁の相手演じるペドロ・パスカル、出演に「運命的なものを感じた」

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2024年10月27日 16:01  cinemacafe.net

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『グラディエーターII』©2024 PARAMOUNT PICTURES.
リドリー・スコット監督最新作『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』で、ポール・メスカル演じる主人公ルシアスの因縁の相手、将軍・アカシウスを演じるのは「マンダロリアン」「THE LAST OF US」などの作品で知られるペドロ・パスカル。リドリー・スコット監督への愛が溢れて止まらない貴重なコメントと合わせ、その魅力に迫った。

ハリウッドが誇る巨匠が、アカデミー賞作品賞を受賞した自身の伝説的名作『グラディエーター』をさらにグレードアップさせた本作において、主人公ルシアス(ポール・メスカル)にとって最愛の妻を殺した因縁の相手かつローマ帝国軍の将軍・アカシウスを演じたのは、チリ出身の俳優ペドロ・パスカル。

幼少期に独裁政権から逃れるため家族とともにアメリカへ移住後、舞台とTVドラマを中心に俳優としてのキャリアを積み、大ヒットTVドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン4より登場したオベリン・マーテル役でブレイクを果たした。

ほかにも、実在する麻薬組織を描いたNetflixオリジナルシリーズ「ナルコス」や、ルーカスフィルム製作のディズニープラス配信ドラマ「マンダロリアン」、世界的ヒットゲームを実写化した「THE LAST OF US」など代表作をいくつも持つ。

ペドロ・パスカルが演じた各作品のキャラクターはそれぞれ全く異なるものの、そのどれも評価が高く、多彩な演技力、柔和な雰囲気、そして醸し出す唯一無二の色気によってドラマファンを中心に多くのファンの心を虜にしており、日本での人気もうなぎ上りで“沼る”ファンが続出中。まさにハリウッドの今旬俳優の1人だ。

リドリー・スコット作品のなかでも、トップクラスに人気のある映画『グラディエーター』の続編へのオファーを受けたときの気持ちについて、ペドロ・パスカルは「続編製作の話を聞いたとき、『この映画に参加できないなんて耐えられない』と勝手に心が沈んでいた。そんなときにオファーの電話がかかってきたんだから、まるで魔法にかかったような感覚でした。こんな展開予想もしていなかったのにどこか運命的なものを感じたんです!(笑)」とふり返る。

「リドリー・スコットという私が最も影響を受けた映画監督の一人と話すことができる、と考えることで頭がいっぱいでした。『エイリアン』公開当時、私はまだ幼くて観ることはできなかったけど、その大きな存在感は覚えています。『ブレードランナー』、『テルマ&ルイーズ』、そして大学を卒業する頃に見た『グラディエーター』など、すべてが大きな影響を与えましたから」と昔から大ファンだったリドリー・スコット作品へのオファーにとにかく大興奮だったようで、監督が自身の人生に与えた影響について熱く語っている。

実はペドロは遡ること11年前、アメリカのソーシャルニュースサイト「Reddit」の企画に登場した際にも、ユーザーから「好きなSF映画は?」と聞かれ真っ先に『エイリアン』を挙げていたほどの、本物の“リドスコ”フリーク。このオファーは特別なものだったであろうことがうかがえ、念願のリドリー・スコット作品出演という大きな夢をかなえた1本となった。

また、今回演じた屈強な将軍・アカシウスについては「彼は献身的な男であり、兵士であることがアイデンティティ。ローマ史上最高の将軍であるマキシマス(ラッセル・クロウ)の下で訓練を受けた彼にとっての究極の献身は、ルッシラ(元皇帝の姉)に尽くすこと、そのルッシラの究極の献身はローマの夢へ尽くすこと。つまり彼は極めて献身的なパートナーであり、戦士なんです」とその魅力を表現。

ルシアスに心底憎まれる一方、国民からの信頼と支持が厚く、ルシアスの母でもあるルッシラへの忠誠を心に決めているアカシウスの人生を、果たしてペドロ・パスカルがどう演じるのか、注目だ。

『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』は11月15日(金)より全国にて公開。





(シネマカフェ編集部)

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