國井勇輝が羽田との一騎打ちを制し有終の美/2024全日本ロード第8戦鈴鹿 ST1000決勝

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2024年10月27日 19:20  AUTOSPORT web

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2024全日本ロード第8戦鈴鹿 ST1000 決勝 トップ3
 鈴鹿サーキットで開催された2024年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第8戦 第56回MFJグランプリスーパーバイクレース in 鈴鹿。10月27日にST1000クラスの決勝レースが行われ、國井勇輝(SDG Team HARC-PRO.)が優勝を飾った。2位に羽田太河(AstemoHondaDreamSIRacing)、3位に岩戸亮介(Kawasaki Plaza Racing Team)が入った。

 ホールショットは3番グリッドの羽田太河。岩戸亮介、國井、荒川晃大(MOTOBUM HONDA)と続く。オープニングラップから羽田と岩戸がサイド・バイ・サイドの争いを展開。さらにここに國井、荒川、國峰啄磨(TOHO Racing)も加わり、順位を入れ替える激しいトップ争いに発展する。

 2周目に國峰がトップ浮上。羽田も続き、國井も割って入る。

 5周目に國井がトップに浮上するとペースアップ。國峰、羽田が呼応。3台が少し集団から抜け出す形に。最終シケインでは3台での勝負になり、國峰、羽田、國井の順に入れ替わる。この間に荒川、岩戸、伊藤元治(MOTO BUM HONDA)が追いついて、トップ集団は6台となる。

 羽田、國峰、國井は激しく順位を入れ替える。伊藤は、遅れ出し、追い上げてきた井手翔太(AKENO SPEED・RC KOSHIEN)に交わされてしまう。

 9周目、トップを争っていた國峰が痛恨の転倒。

 レース終盤に突入すると國井と羽田が一騎打ち、岩戸、荒川、井手、伊藤は表彰台争いに移行する。ラスト2周で伊藤が表彰台争いから脱落。

 真っ先に最終ラップに突入したのは國井。スパートをかけると羽田に付けいる隙を与えずにそのままトップでゴール。前戦でチャンピオンを獲得してスペシャルカラーのツナギをまとった國井が今季5勝目を挙げて有終の美。表彰台争いは岩戸に軍配が挙がった。

■國井勇輝(SDG Team HARC-PRO.)ST1000クラス決勝:優勝
「優勝は素直にうれしいです。バトルの中で競り勝つことができて自信になりました。レース前半の國峰選手と羽田選手のバトルはすごくアグレッシブで、後ろで見ているしかできなかったのですが、後半は落ち着いて自分のペースに持って行き、しっかりと勝ちきることができました。最終戦で優勝でき、今シーズンをいい形で締めくくることができてすごくうれしいです。みんなに感謝しています」

■羽田太河(AstemoHondaDreamSIRacing)ST1000クラス決勝:2位
「昨日の予選から腕が肉離れのような感じでまったく力が入らない状態になっていました。一発出そうと思えばタイムは出せるのですが、継続は難しい状態でした。だから混戦にしてレースのペースを落とそうと後ろの集団を大きくしたかったのですが、思ったほど大きくなりませんでした。最後に國井選手が前に出て、必死についていったのですが、差し切ることができませんでした」

■岩戸亮介(Kawasaki Plaza Racing Team))ST1000クラス決勝:3位
「優勝が欲しくて、レースウイークでいろいろ大きくアジャストしてきました。詰め切れていないところもあったのですが、予選は気合で走ってまとまってきていました。決勝でもしっかり勝負できるかなと思っていたのですが、もう一手がなかなか出ずに悔しいレースになりました」

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